声優の可能性を広げる新たな挑戦が始まっている。
従来は声優の仕事というと、アニメのアフレコ、外国映画・映像作品の吹き替え、ナレーション等が中心だった。
最近は歌手やバラエティといった分野にも進出してはいるが、本来 声優は高い演技力と声の魅力を備えた、優秀な『役者・演技者』だ。
“Seiyuu”という単語が世界共通語になった現在、81produceでは、その活躍の場と新たな魅力を発見のための取り組みを開始している。それが、「朗読(読み聞かせ)」、「無声映画」や「落語」といった声の力を伝えるライブだ。
これらをただ従来からある形をなぞるのではなく、声優が演じることで新たな息吹を拭き込み、これまでと違った楽しみ方や魅力を感じていただこうというのが、81produce 35周年企画 産学共同特別事業『POWER OF VOICE ~朗読から落語、無声映画まで~』だ。
2016年9月25日、洗足学園音楽大学の協力を得て、産学共同事業の一環として実施することになった同公演の模様をレポートする。