東野圭吾 原作、藤田俊太郎 演出による『ミュージカル「手紙」2022』が、本日 3 月 12 日(土)に東京建物 Brillia HALL にて開幕。
『ミュージカル「手紙」』は、これまで映画やドラマとして映像化されてきた東野圭吾の小説「手紙」(文春文庫刊)を原作とした日本発のオリジナル・ミュージカル。2016 年、2017 年に続いて 3 度目の上演となります。
演出は、過去2作に続いて藤田俊太郎が担当。
キャストは、兄の罪によって加害者家族への差別に苦しむ弟・直貴を村井良大、弟のために強盗殺人を犯す兄・剛志を spi、直貴に思いを寄せ、彼の人生に大きな影響を与える女性・由実子を三浦透子、主人公の直貴とバンドを組む 3 人をジャニーズJr.の人気グループ、7 MEN 侍の中村嶺亜、佐々木大光、今野大輝、直貴の恋人・朝美を青野紗穂が務めます。
東野圭吾「手紙」で描かれている世界観をそのままに、直貴、剛志はもちろん、彼らを取り巻く人物たちの心情を、楽曲と歌で伝える本作。時間の経過とともに様々な壁にぶつかる直貴のやるせない気持ちや、獄中で弟からの手紙を待ち続ける兄・剛志の思いを、生のバンドの演奏に乗せて届けていきます。7 MEN 侍の3人が演じるバンド・メンバーと、青野紗穂扮する朝美の新曲の披露もあり、さらにパワーアップした「ミュージカル「手紙」2022』を、ぜひご覧下さい。
開幕にあたり、演出の藤田俊太郎と、出演する村井良大、spi、三浦透子、中村嶺亜(7 MEN 侍 / ジャニーズ Jr.)、佐々木大光(7 MEN 侍 / ジャニーズ Jr.)、今野大輝(7 MEN 侍 / ジャニーズ Jr.)、青野紗穂からコメントが到着しました。
公演は 3 月 27 日(日)までとなっていますので、当日券などの情報は、オフィシャルサイトをご確認ください。
キャスト、ミュージシャン、スタッフ、カンパニーの仲間と、対話を重ねながら、充実した稽古ができました。
「今」と向き合い、オリジナルミュージカルの太く大きな幹を、大切に育てて創った『ミュージカル「手紙」2022』。
演劇を愛する皆様に観ていただきたい作品です。
感染対策に努め、東京建物 Brillia HALL にて、お待ちしております。
『ミュージカル「手紙」2022』、いよいよ12日より初日の幕が開きます。稽古中に大切に育んで来たものを、あとは舞台上に乗せてお客様に観劇していただくのみとなりました。依然コロナ禍での厳しい公演状況ではありますが、一人でも多くの方にこの作品のメッセージを届ける為に一公演一公演、心を込めてまいります。
『「手紙」2022』というタイトルに相応しい、今だからこそ届く言葉がある作品です。
是非、劇場でお会いしましょう。
皆様こんにちは、spi です。今回このカンパニースタッフ一同新型コロナ対策を徹底しながら稽古に励みました!この文章を書いている現在も、初日に向かって頑張っているところです。『ミュージカル「手紙」2022』ということで、僕自身も出来る最大限の努力をしてきました!演出家の藤田さん含むスタッフ、共演の皆様にも感謝しています。この公演の初日をあけられるのは、ひとえに観劇にいらっしゃる皆様のおかげだと思っています!是非楽しんでいって下さい!
自分の思いを伝える、相手の考えを聞く。そういうシンプルなことがちゃんと大事にされていた稽古場でした。それがどれだけ恵まれていることか、『ミュージカル「手紙」2022』という作品を通して強く実感しています。そんな時間を経て生まれた作品だからこそ、今を生きる皆様に届くものになると信じています。是非劇場で観ていただきたいです!
僕らを観に来てくれる方、原作が好きで観に来てくれる方、とにかく全てのお客様が満足できる作品になるように切磋琢磨しました。毎回、自分自身の全力を出すつもりです。そして、その都度見つけた発見を取り入れて、日々進化すると思うので、それも楽しんで欲しいです。特にスペシウムのバンド演奏シーンは、この3人でバンドを組むことも初挑戦なので、注目して観て欲しいと思っています。
コータとして、音楽への希望に満ち溢れた 2000 年初頭の当時の勢いを伝えられるよう、熱いバンドマンを演じ切れるように頑張りたいと思います。加えて、与えられた役割として、衣装、特にカツラの替えも多いので、それぞれのキャラクターに個性を持たせるように心がけました。それも楽しんで頂きたいです。とにかく、無事に初日が開いて、千秋楽まで迎えられるように体調管理をしたいと思います。
今回、7 役を演じます。稽古始めは、配役ごとの人物像を作る事や、一連の流れで演じるときの気持ちの切り替えは苦労しました。ただ、1 カ月以上の稽古を通じて、多くのことを学び、吸収できたので、成長できたと思っています。そんな自分をお客様にお届けしますので、楽しんでもらえたらと思っています。そして、無事に全 21 公演を完走できるよう感染対策もしっかり取り組みたいと思います。
『ミュージカル 「手紙」2022』の初日をこうして迎える事ができて本当に嬉しいです。
このミュージカルは、90 年代から 2000 年代にかけてのお話ですが、今の時代にもまだ存在する世の中の仕組みや人間関係、コロナや、世界情勢にも通ずるものがあると思います。
加害者と加害者家族そしてそれを取り巻く世の中をリアルに描き出している作品です。
「もし、自分が人殺しの家族になったら。」
「もし、周りに人殺しの家族がいたら。」
正解はありませんが、何か感じていただければとおもいます。
劇場でお待ちしています。
この世界に たった二人だけの兄弟 どんな時も 二人で生きてきた
弟の進学費用のために空き巣に入り、強盗殺人を犯してしまった兄・武島剛志。高校生の弟・直貴は唯一の肉親である兄が刑務所に 15 年間服役することになり、突然孤独になってしまう。兄が殺人を犯した事実はすぐに広まり、加害者家族となった直貴に向けられる周囲の目は一変した。高校卒業を控えたある日、直貴の元に服役中の兄から 1 通の手紙が届いた。それから月に一度、欠かさず手紙が届くようになる。兄からの手紙には獄中での穏やかな生活が書かれている一方、直貴は「強盗殺人犯の弟」という肩書により、バンド・恋愛・就職と次々に夢を奪われ苦しみ続けていた。年月が経ち家族を持った直貴は、ある出来事をきっかけに、ついに大きな決断をするのだった。