2022年3月4日(金)東京・よみうり大手町ホールにて開幕を迎える舞台「怖い絵」。
名画に隠された恐怖の背景を解説した美術書「怖い絵」(中野京子著)はベストセラーを記録、シリーズ化もされて、多方面で大きな反響を呼びました。2017年には、東京・兵庫でその「怖い絵」を集めた「怖い絵」展が開催され、来場者が68万人を突破、怖い絵ブームを巻き起こしました。
美しい絵画の裏に潜む、殺人や陰謀、悲劇や怨恨といった恐怖のドラマ。聖書やギリシャ・ローマ神話の血なまぐさい物語、歴史の残酷な運命に翻弄される人々、そういった背景を知ると恐ろしくなる西洋絵画───それが「怖い絵」です。
舞台のセット内には、物語にあわせて厳選された「怖い絵」が何作も登場し、物語と連動。観客は舞台を見ているのと同時に、絵画鑑賞をしながら、その真の意味を考えていく。
本作は、マルチエンターテイナーである鈴木おさむさんが作・演出を務め、劇場でも美術館でもない新たな没入感をお届け!今作の主人公である謎多き絵画コレクターを務めるのは歌舞伎以外にもミュージカル、ドラマ、映画、バラエティなど幅広く活躍をしている尾上松也さん。
そして、2007年にNHK連続テレビ小説「どんど晴れ」のヒロインに抜擢されて以来舞台やドラマ・映画に出演し続け昨年11月には映画『吟ずる者たち』の主演も務めた比嘉愛未さん、『HiGH&LOW』シリーズなどに出演し、昨年12月に公開された『軍艦少年』では主演を務め注目を集める佐藤寛太さん(劇団EXILE)、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ(石切丸役)、舞台『幽☆遊☆白書』などに出演し、2.5次元界をけん引する崎山つばささん、『相棒 -劇場版-』で第32回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞し、ミュージカル『マルグリッド』や舞台『風と共に去りぬ』など数々の作品に出演している実力派俳優寺脇康文さんら、豪華出演陣が集結しました。
本稿では、初日前会見での開幕に向けたコメントと併せて、ゲネプロの様子をお届けします。
名画に隠された恐怖の背景を解説した中野京子さんの「怖い絵」という本を読みまして、世界中の名画には、実は怖い意味がある絵もあるんだということを知りました。そして「怖い絵展」も見させていただき、これを舞台に出来ないかなと、美術館と劇場の間のような、ありそうでなかった物語を考えました。今までにない演劇作品になっているかと思います。
セリフが入り組んでいて、本番も台本を持っているんじゃないかと思いながらここまで来ました。たまに忘れるかもしれないですが、みんなで助け合いましょう(笑)
本当に面白い作品になっております。よろしくお願いします。
謎多き絵画コレクターのダークヒーロー・ミステリー。舞台「怖い絵」であなたも絵画からその罪を! 解き明かせ。