“だいハピバ”とでかでかと書かれた箱の中身はなんと『ボラード』。道路脇でよく見かける、進入を阻止するための棒だ。これを磯野へのバースデープレゼントとして選んだ理由は「(ボラードを相手役にして)家でも殺陣の練習ができるように」とのことで「しかもこれ、ウレタン製のええやつなんですよ」と話し、会場中が爆笑に包まれた。予想外のプレゼントに磯野は「俺、これの正式名称、初めて知ったわ」と膝から崩れ落ち、MC 栗田も「超難関、東大レベルの男がゲストに来た」と、加藤ワールドに全員が飲み込まれていく。このあたりからこの日の主役の座が狙われ始めていった……。
同イベントでは『本物のスターならできて当たり前』というテーマのもと、それに関係する様々なゲーム企画が用意されていた。まず初めに磯野と加藤がチャレンジするのは『テーブルクロス引き』。某番組になぞらえて、『番組終了直前にテーブルクロスを完璧に引くことができたらスター』ということらしい。ここでまさかの事態が発生。先攻で挑戦した加藤がなんと一発でクリア! テーブルのグラスもカトラリーも一切落とさず見事にクロスを引いてしまい一同が騒然。しかも後攻の磯野が失敗するという、オチまでもが完璧だ。
舞台『刀剣乱舞』の共演経験もあってか、『気配切り』にも挑むことに。目隠しをした状態で先に棒で相手にタッチをしたほうが勝利、というシンプルなゲームだ。格好いい殺陣を披露する場面もあれば、一転して両者ともに舞台袖にはけてしまい、主役もゲストも不在になったりと、一向に決着がつかず会場はまたしても大爆笑。
この他にもクイズなど、色々なゲーム対決が繰り広げられたが、どれも加藤が勝利し、ついに“本物のスター”に決定。この結果に磯野は「俺、どうしたらいいんですかね…」と苦笑していた。
『スターといえば深夜ラジオ』という栗田の提案のもと、急きょ始まったラジオ風トークコーナー。ここでは事前に Twitter で募集した「磯野大に解決してほしい悩みごと」に答えていく。
ファンからの「写真を撮るときに目をつむってしまい、何回も撮り直しになってしまいます。いい解決方法を教えてください」というお悩みに対して、加藤からは「ヒアルロン酸入りの目薬がいいです」という斜め上の回答が飛び出した。そこに「ドライアイを治すことから始めるといいよってことですね、わかりました」と即座に意図を汲み取り返答していく磯野。“東大レベル”の加藤将という人物の手綱を、短時間でここまで上手く握ることができる磯野もまた、きっとスターの素質を秘めているに違いない。
笑いありハプニングありの磯野大のバースデーイベント。実は栗田を含めたアレン座のメンバーが、心を込めて磯野とファンのためにギリギリまで準備をしたという。多くの想いと人の手が加わったあたたかいイベントだからこそ大成功をおさめたと言える。来年磯野は 30 歳。節目と重なることもあり、次回はまた違った趣のあるイベントとなるはずだ。
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