大人気シリーズ『薄桜鬼』待望の実写化となる『WOWOW オリジナルドラマ 薄桜鬼』のスペシャル生配信が 1 月 7 日に実施され、主演の崎山つばさ、共演の若柳琴子、矢野聖人、金井成大が参加した。
新選組三番組組長で一匹狼の居合の達人・斎藤一役の矢野は、刀を振り回す身振りを披露するも、崎山らから「あれ?新春初すべり!?」などといじられて赤面。撮影現場では役柄に合わせて「斎藤一として接してもらえるように、現場ではほとんど喋らなかった」と明かすと、崎山も「リモート飲み会をやったときに一番はじけていた」と普段の矢野とのギャップに驚いていた。
新選組一番組組長で天才剣士・沖田総司役の金井は「まさか沖田総司を演じることが出来るとは思わなかった。色黒の自分で大丈夫?と不安もあったけれど、沖田総司の皮肉屋的要素は自分にも当てはまるものだった」と共感。新選組に身を置くことになる少女・雪村千鶴役の若柳は「多くの皆さんに愛されている作品なのでプレッシャーも大きかったけれど、新選組の皆さんを愛するという気持ちを大切にして挑みました」と熱演を報告した。
さらにビデオレターとして、近藤勇役の田中幸太朗から崎山へ「みんなで筋トレをして体を追い込んだ後に、一人だけでさらに腕立て伏せを始めた。その筋肉に対する愛情や執念は何だったの?」という質問が届けられた。これに崎山は「撮影期間中に筋肉を鍛える中で、自分的に足りないなと思ってもっとやりたいと思っただけ。筋肉に対する愛情や執念というわけではないけれど…そういうことにしておきますか!?」と爆笑。
また風間千景役の伊万里有からも「つばたん(崎山)との殺陣のシーンが印象的。もの凄く楽しくて、息が合うと思った。最高のシーンに仕上がった」との思い出が語られると、崎山は「鬼の風間千景になったときの別人感には驚かされた。プライベートでは“すべりの鬼”なのに、役になるとバシッと鬼になる」と伊万里の豹変ぶりに驚き「有君とのクライマックスでの殺陣は CG 演出も相まって、映像での迫力も倍になっている」と見所に挙げた。
原田左之助役の時任勇気や永倉新八役の才川コージからは、矢野について「撮影時とは別人でとても愉快な人」「ギャップがあった」との感想がもたらされた。これに矢野は「無口だったのはあえて。僕自身が一番しんどかった」と苦笑いも「それがお互いの緊張感に変わって芝居に反映されればいいと思った」と寡黙キャラを貫き通した理由を説明していた。
また「もし自分がゲームのキャラクターだったらどんな“攻略ポイント”があるか?」との質問に対しては「僕の攻略法はボケ。ツッコむので、沢山ボケてもらえたら」と矢野が先陣を切って即答。一方、金井は「天才だねと言われたら嬉しい」と独特な攻略法をひねり出し、崎山から「天才なんて言われる機会ある?」と首を傾げられるも「ないからこそ言われるのが嬉しい。ボソッと言われると『マジかな?』と思うから嬉しい」と“天才”に一家言持っていた。
コロナ禍前の撮影時にキャスト陣と焼き肉を食べに行ったのが思い出深いという若柳。現役高校生らしく、自らの攻略法は「放課後に食べ放題に行こうと言われたら嬉しい」と返答。すかさず崎山から「制服だったらコスプレでもいいの?」と謎のボケを入れられるも、若柳は返答に困ってしまい、すべった形の崎山は「やあ!」と刀を抜く真似を見せて一同爆笑となった。
そんな崎山は、自身の攻略法について「僕は自由で気分屋なので、コーチしてくれたらいいかも。あまり僕に関わらず、
一定の距離を保ってくれたら攻略できる」と独特な性格を告白。矢野から「猫だね!」と例えられると「そう!自分が甘えたいときに甘えたい。よしよしと来られすぎると嫌だけれど、来られすぎないと『なんで?』となる。面倒くさいかなあ?」と自問自答していた。
最後に主演の崎山は「いよいよ今夜から放送スタートです!」と喜び「十何年と愛されてきた『薄桜鬼』と、百年以上愛されてきた新選組という物語を本気で作りました。新選組の生き様を見てほしい」と期待を寄せ作中の台詞になぞらえて「ドラマに背を向けたら、斬る!」とラストは全員での抜刀ポーズで生配信を締めくくっていた。
出演:崎山つばさ/若柳琴子 矢野聖人 金井成大/永田崇人 福山康平 時任勇気 才川コージ/伊万里 有 中林大樹/田中幸太朗
原作:オトメイト(アイディアファクトリー/デザインファクトリー)
監督:六車雅宣・西片友樹 脚本:保木本真也 音楽:諸橋邦行 主題歌;吉岡亜衣加「誓ノ花片」
プロデューサー:佐藤圭介 山本和夫 協力プロデューサー:森井 敦
制作プロダクション:ドラマデザイン社 制作協力:東映京都撮影所 製作著作:WOWOW