ドミニクの兄。
ノエの初めての友達だったが、呪いを発症してしまう。
異界領主。吸血鬼界と人間界の均衡を保つことを女王より命じられた吸血鬼。
吸血鬼の研究にとりつかれ、その狂気さゆえにかつて教会から追放された研究者。
女王陛下に仕える元老院の⼀人。
ルカの叔父であり、後見人も務めている吸血鬼。
教会の対吸血鬼部隊、狩人(シャスール)を束ねる 12 人の隊長の内の1人。
”不滅なる刃(デュランダル)“を武器とする。
19 世紀フランス。
人間と吸血鬼(ヴァンピール)による過去の戦争の後、吸血鬼たちは人間を襲うことを禁じられ、そのほとんどが「境界」の向こう側の世界へと姿を消した。しかし、今なお人間の世界に混ざり暮らしている吸血鬼も多く、正体を隠しながら生活を続けている。
ある日、吸血鬼の青年・ノエは、先生に頼まれ吸血鬼に呪いを振りまくという機械仕掛けの魔導書“ヴァニタスの書”を探しにパリへと向かっていた。
パリ行きの飛行船の中で、とある事件に巻き込まれたノエの前に現れたのは、吸血鬼専門の医者を自称する人間・ヴァニタス。その手には、ノエが探していた“ヴァニタスの書”があり…。
蒼い月の下、二人の出逢いに導かれ、呪いと救いの吸血鬼譚がいま始まる。