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【レポート】舞台『Wizards Storia -Initiumu-』本日開幕!

2021年12⽉2⽇(木)東京・六行会ホールにて、舞台『Wizards Storia -Initiumu-』が開幕!

本作は、魔法使いをコンセプトにしたフォトブック企画『Wizards Storia』の初の舞台版。
魔力の源である原魔結晶石をめぐり、大陸全土が激しい戦禍に巻き込まれていく中、主人公が己の信じる平和と正義を唱えるべく、数々の犠牲を背負いながら生きるファンタジー作品となっております。

本作で主演を務めるのは、橋本全一さん。主人公である中央国ルストリアの魔導軍事部隊に配属される部隊長ミハイルを演じます。
ベガ役を岩佐祐樹さん、前線部隊に配属されるチャイ役に吉田翔吾さん、ジュラ役に田中彪さん、後方支援部隊にディー役の竹石悟朗さん、レイニー役に瑛(あきら)さん、フリック役の八島諒さん、前線部隊の天才魔法使いクライヴ役にVALSHEさん、ルストリア国軍総司令官のムーア役に中村誠治郎さん、そしてガ―ラント役に澤田拓郎さん、ステラ役に山根理輝さん、クロード役に久保田浩介さん、ギーク役に榊原徹士さんが出演。

本稿では、ゲネプロ終了後に行われた取材会での登壇キャストコメントと、ゲネプロの様子をお届けします。

(左から)クライヴ役:VALSHE、ディー役:竹石悟朗、ミハイル役:橋本全一、ムーア役:中村誠治郎、ギーク役:榊原徹士

ゲネプロ公演を終えての感想をお願いします。

橋本:短期間で作り上げたので、慌ただしく大変な面もありましたが、素敵な作品になったとゲネプロを通じて思いました。

竹石:劇団とは違うところで集まった座組で、こうして皆と作品を作る機会がなかなかありませんでした。本作は舞台セットの高さも結構あり、殺陣も多いので、千秋楽まで怪我なくやりたいと思います。

VALSHE:ゲネプロお疲れ様でした。稽古をやってきて、それがステージ上で音や照明など色々なものと合わさったものを演者は観ることが出来ないのですが、舞台袖から覗きながら、自分も正面から観てみたいなと思いました。

榊原:僕はこの舞台、武器カッコいいよねって、単純な感想があります。他にも男らしいところや、人間らしいところが見れたりするので、この作品でいろんなものを推せたら良いんじゃないかなと、そして推せる人を見つけてもらえたらと思います。

中村:僕も稽古日数が凄く少ない中で皆と一緒にやってきたんですけど、集中力が凄くある座組だと思います。主演の全ちゃんと悟朗ちゃん達が引っ張っていってくれたので、殺陣についても細かく言う必要がなく、良い手本として現場にいてくれたのでとても楽しかったです。明日からの本番も頑張ります。

役作りでこだわった点をお教えください。

橋本:この作品は、何が善で悪なのか、そこが焦点だと考えています。ミハイルは両親がテロリストだったということで昔から虐められていましたが、そこで善悪を決めるのは難しいことだと思います。物語では、ルストリアの正義を信じる人がいても良いし、スルトの正義を信じる人がいても良いのかなと。その曖昧な部分で芝居をするのがなかなか難しかったです。

竹石:僕の役は座長である全ちゃん無しには語れない役となっています。もともと僕らは釣りが趣味で、よく一緒に釣りに行く仲なんです。リアルでもそういった仲なので、その点では役作りに苦労しなかったです。
そして、舞台というものはリアルではなく“嘘”(フィクション)をやっているんですが、出来る限り嘘にしたくない、ちゃんと軍人として正義を信じて戦って必死に生きている人間でいようと、必死に演じさせていただきました。

VALSHE:下地が、魔法を使うといったファンタジーなのに、戦争のお話なんですよね。その物語の中で、それぞれキャラクター達が悩んだり葛藤するのに対して、自分が演じる役はそういった感情があまり出ないキャラクターなんです。それでも根底には戦争に対して思うことがあり、その気持ちの出し方を凄く悩みながら稽古をしてきましたので、そこを楽しんでいただけたら嬉しいです。

榊原:完結に言うと「酷い・謎が多い・君は結局なんなの?」って、思ってもらえたら良いです。
その3つを主軸にしながら、このキャラクターを作っています。

中村:原作者の方が、キャラクターを僕に寄せて書いてくれたようなのですが…全然似てないなって思っています。
僕こんなに格好よくないんですが、黙ってれば格好いいんだなって改めて思いました(笑)
今回の殺陣では、単純に格好いい系ではなく、お芝居で泥臭い感じをやりたかったので、頑張っている彼らを見ると胸打たれるものがあるなと思いました。

お客さまへのメッセージをお願いします。

榊原:今年最後の1ヶ月となりますが、その中で面白かったなと思ってもらえるように、全員で頑張りたいと思います。是非劇場で、そして配信で楽しんでいただければと思います。よろしくお願いします。

VALSHE:友情や家族の愛情など、お客様にとっても身近な気持ちが沢山詰まっている舞台だと感じています。配信でご覧になる皆さんも、ひとりひとりの表情や言葉に注目しながら楽しんでいただければと思います。

竹石:昨近でよくあるエンタメ・ファンタジー系の舞台とは少し違う作品を、演出家、そして全ちゃんや誠治郎さんを筆頭に皆さんが諦めず信じてここまで作ってきたので、必ず面白い、良い作品になっていると思います。チケットは配信しか残っていませんが、お楽しみいただけたらと思います。

中村:この時期にこうして舞台をやれるだけでも凄く幸せなことなので、舞台に立てる幸せを感じながらお客様に何かを与えられたらなと思います。観ていただければ、みんなの一生懸命で格好いいところが伝わると思います。是非、よろしくお願い致します。

橋本:多くは語らないですが、とても面白い作品になっていると思いますので、配信しかチケットは残っておりませんが、是非配信でも観ていただければ嬉しいです。楽しませますので、全力で観ていただければと思います!

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Rie Koike