「オンラインドラマシアター」初の俳優起用。さらには、朗読をメインとする 『 ~玉簡朗読編(ぎょっかんろうどくへん)~』 と、演劇をメインとする『 ~書生怪奇譚(しょせいかいきたん)~』 の 2作品同時展開という初物尽くしの本作。作品に関するトークの中で、三者三様の原作との向き合い方や、作品への取り組みなどが垣間見えた。
猪野は、「ヴァイオリンを使って、大正ロマンのような物語の時代背景に合った雰囲気を出してほしい」とリクエスト。
北村は、「ホラー番組のような不気味なイメージ」であったり、「四拍子ではなく三拍子に」することを提案。「音楽は基本四拍子だから、三拍子になると独特な空気感が出る」と、プロ顔負けのコメントで和田を感心させた。
また、視聴者からの「黒猫が歩いているような感じ」、「椅子が軋む音」、「時計の音」などといった盛りだくさんのリクエストを採用しながら、試行錯誤の末、わずか30分でついに「人間椅子」のメインテーマ曲の骨格が完成した。
既に収録を終えたキャスト2人の演技(映像)に加え、この日の番組内で制作されたメインテーマ曲の骨格を基に、今後和田の手によって劇伴が仕上げられ、配信に向けた編集などの作業を経て本編が完成。番組のエンディングで3人は、まだ誰も観たことがない本編に向けて想いを馳せた。
「本編はすごい気持ち悪いというか、先ほどの音楽のように美しいけど気持ち悪いような雰囲気で、皆さんにも画面の向こう側にも「気持ち悪い」感覚になってほしいです。音楽はこれからもっと和田さんが仕上げてくると思うので、個人的にも楽しみです。何度も言っていますが、僕は人間椅子を読んだことがないですし、読んだことがない人もいると思います。この朗読・演劇を入り口として、文学に触れて欲しいです。このオンラインドラマシアターの目指すべきところも、文学の入口になることかなと思います。玉簡朗読編と書生怪奇譚の2つがありますが、両方とも全然違う内容になっているので、ぜひ楽しんでいただけたらなと思います。」(猪野)
「今日の生配信は和やかな雰囲気でしたが、本編は全然違う空気感になっておりますので、ぜひ本編のチケットを購入していただいて、年末から年明けにかけて楽しんでいただけたらな、と思います。」 (北村)
「今日の放送がよくできたか分かりませんが、少しでも人間椅子の魅力が伝わればいいかなと思います。絶対面白い作品になりますし、面白い音楽を作るので、ぜひお楽しみにお待ちください。」(和田)
オンラインドラマシアター『人間椅子』「~玉簡朗読編~」「~書生怪奇譚~」は、2021年12月8日(水)19時より本編配信開始予定、視聴チケットは現在先行販売中。「朗読+演劇+映像」をコンセプトにお届けする『 オンラインドラマシアター 』の新たな展開をお見逃しなく!
配信番組のアーカイブはこちらよりお楽しみいただけます! ※2021年10月17日(日)23:59まで(予定)
https://asobistage.asobistore.jp/event/expo2021
先行販売チケットはこちらよりご購入いただけます!※2021年11月30日(火)23:59まで
https://asobistage.asobistore.jp/event/odt_ningen_isu/ticket/