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【レポート】舞台『ReLIFE』

原作やアニメよりスピーディーに展開、その分、海崎やその他のキャラクターの心情や変化が浮き彫りになっていく。海崎は次第に「この“リライフ”が終わったら皆の記憶から自分がいなくなってしまう」ことに寂寥感を覚える。慣れない高校生活、海崎のトラウマ、職場での出来事が回想シーンとして登場する。会社員時代の先輩である佐伯みちるは会社で嫌がらせを受けており、海崎がそれを同僚に咎めたことで佐伯への嫌がらせがますますエスカレートし、結局は自殺してしまった。その出来事が彼を苦しめ、トラウマになり、それが元で会社を辞めてしまったのだった。優しい性格故に上手く生きていくことが難しい海崎をアニメと同役の小野が流石の的確な演技で表現する。夜明了、舞台ではストーリーテラーのポジションも務め、またあまり語られることのなかったサラリーマンとしての姿は共感出来る部分が大きい。結果を出さなければならない、今度は失敗は出来ないというプレッシャーを感じながら海崎を思いやる。他人の人生に関わることをしている業務に不安を覚え、悩む姿を中村優一がソフトな物腰で演じて好感が持てる。

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2.5news(編集部)

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