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【レポート】舞台『ReLIFE』

現在、アニメも放映中でストーリーもだいぶ進んだ状態であるが、今回の舞台は、原作ともアニメとも異なるエンディングが用意されており、しかも“最速”で卒業まで描いてしまうのである。「原作も読んでます、アニメも視聴してます」なファンにとっては“一粒で3度美味しい”舞台となっている

舞台のセットは抽象的、学校によくある椅子があるだけ。物語が始まる前、夜明了(中村優一)が舞台中央に現れて「日本は深刻な問題を抱えている」と言う。物語の序盤は海崎が夜明了に会い、“ReLIFE”を始める下りが描かれるが、夜明了もまた、『リライフ研究所』のサラリーマン、彼の上司が登場する(舞台のみのキャラクター)。海崎を被験者に選んだのはあくまでも『リライフ研究所』であって夜明了ではないのだということがはっきりを示される。

ファンならよく知ってるエピソードが出てくるが、アニメ等とはちょっと異なる趣きで描かれていたりする。海崎は見た目しか変わってないので、周囲の本当の高校生たちとはジェネレーションギャップがある。熱く語りすぎて「海崎君って大人だね〜」等と言われると内心ドキッとする。コミュニケーション下手な日代千鶴(荒井 萌)、ちょっと謎めいた小野屋 杏(柴 小聖)、そのほか、朝地信長(瑛)や犬養 暁(小西成弥)、大神和臣(杉江大志)、狩生玲奈(高柳明音、濱頭 優[Wキャスト])、玉来ほのか(渡邉幸愛、森岡 悠[Wキャスト])らクラスメイトと高校生活を送ることになる。

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2.5news(編集部)

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