『ワンサくん』は出演者の大半は子供達、ところ狭しと踊って走って、微笑ましく観られる。『ワンサくん』自体は1970年代始めのアニメで、これをリアルタイムで視聴していた子供は現在は50〜60代、親子3世代で楽しく観劇出来る作品だ。せたがやこどもプロジェクト2016 キッズ・ミュージカル「ワンサくん」-祭りに行くぞ!大脱走!-と題し、ストーリーは全くのオリジナルである。
東宝製作のミュージカル『王家の紋章』も1970年代の少女コミック、連載当初少女だった読者は、現在50〜60代。この世代は1980年代の来日大型ミュージカルを体験している世代、『42nd Street』や『雨に唄えば』等有名ミュージカルが多く上演されていた。それ故、目が肥えている世代とも言える。美しい音楽、しっかりとしたセット、実力のある俳優陣で見応えのあるステージ、早くの2017年に再演が決定している。オリジナルミュージカルなので、さらにパワーアップしての上演が期待出来る。一度は観たい作品であろう。