初演、再演と好調にシリーズを重ねてきた超歌劇(ウルトラミュージカル)『幕末Rock』、待望の“続き”のストーリーである。アニメでも、海の向こうから黒船がやってくるところで終わっていたが、ようやく、黒船がやってきてからの龍馬たちの物語になる。坂本龍馬役は初演から続投の良知真次が演じる。
この舞台を観に行く場合、開演前から席につくことをお勧めしたい。お登勢さん(山岸拓生)と勝海舟(岩﨑大)がペンライトのタイミングや歌っていいところ、立ち上がってもいいところを予め教えてくれる。ペンライトの振り回し方が決まっているところもあって、ここはしっかり聞いておいた方が楽しめる。本番では舞台の上手と下手のライトで合図する(色が変わる)が、この説明もしてくれるので、よく聞いておきたい。
客席が温まったところで、“本編”に入る。中央にはギター、そこに坂本龍馬(良知真次)が登場、早々にRockステージ!もうタテノリ状態でテンションは猛スピードでアップするオープニングだ。