【3.0レポート】『喜びの歌』

ゲネプロ終了後に囲み会見があった。登壇したのは大貫勇輔 、中河内雅貴、 安西慎太郎。
3人とも“いい感じ”だったようで、初日に向けてゲネは好発進だった様子。また「毎日違う」とのコメントもあり、“舞台は生もの”とは言うものの、3人だけの舞台、瞬間的に“今、この場だけの空気感”も感じられた。「ワークショップの延長みたいに自由な発想でいろんなことにトライさせてくれる演出家、今日も本当に楽しくって新しい気づきがあって……」(大貫)、シンプルな舞台セット、それだけに個々の俳優の発想もまた舞台創造において重要な要素であるのだろう、また楽しみながら演じることによってさらに作品の完成度が高まる、毎日変化する、そんなのびしろを感じさせてくれる1時間15分であった。また「共鳴する部分がたくさんある」というコメントもあり、観に行けば、かなり多くの台詞に“うん、うん”とうなずけるであろう。結末はスリリング、公演回数が少ないのが残念。

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2.5news(編集部)

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