『ReLIFE』は、世界累計2000万ダウンロードのコミック&ノベルアプリ「comico(コミコ)」で、ランキング1位のマンガ作品。単行本は現在6巻まで発行、累計発行部数140万部を突破、7月からはアニメ放映が開始、主人公・海崎新太は、原作でもアニメでも”リライフ中”。そんな中、舞台『ReLIFE』の上演に際して原作プロデューサーの吹田沙矢さんと舞台制作のプロデューサーの山浦哲也さんとのプロデューサー同士の対談が実現しました。上演決定までのいきさつから、舞台化するに当たっての考え方、見どころ等、プロデュースする側ならではの裏話を伺いました。
--アニメやマンガ原作の舞台化が最近増えていると思います。当初より「アニメ化されると嬉しいな」というのはあったと思いますが、舞台化、つまり演劇化が出来たらいいなという考えはありましたか?
吹田:『ReLIFE』はcomicoの中でも人気の高い作品なので、最大限のメディアミックス展開を最初から狙って、アニメ化はもちろんのことですが、舞台にもしたいなと、思っていました。
--アニメ化はもちろんですが、演劇化も、っていうことですね。
吹田:はい、出来るだけ広く大きくやりたいな、と。
--今度は山浦さんに質問ですが、この『ReLIFE』という作品が舞台化向きだな、と思った理由は。
山浦:この作品は、キャラも立っていて、シチュエーション的にも1つの高校がベースになっていて、そこで様々な人間模様が生まれるドラマがある。あとは非常に今どきにして新しい、ワープシチュエーションって言うんでしょうか、とびとびの場面が色々なところにあったり。こういうものを舞台化したらきっと面白いんじゃないかな?と。
--主人公が見た目だけ若返って、高校生になる、物語としては「学園もの」というカテゴリーになりながらも、タイトル通り「LIFEをもう1度やり直す」、ファンタジー要素もある。実際に舞台化しようというのはどちら(原作側or舞台制作側)から来たんですか?
吹田:もともと……。
山浦:僕がcomicoさんのお客様相談室に電話をかけて、そこから吹田さんをご紹介頂きました。「実はこんなこと(舞台化)、考えているのですが」とお話したら、吹田さんも「舞台、凄く考えているんです!」って。
吹田:両想いだったんですよ~(笑)。
--そうだったんですね!したいな、と思ってて、そこにたまたま……。
吹田:他社からのオファーも頂いていましたが、エイベックスさんが非常に頼もしかったものですからお願いすることしました。
--comicoのマンガは、手でスクロールするのでスピード感があります。舞台も昨今のものはスピーディーに展開して、それが舞台化するに当たって合ってるのかな?と。アニメは7月から欠かさず観ております!
吹田:ありがとうございます!