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舞台「想稿・銀河鉄道の夜」

北村想の代表作『想稿・銀河鉄道の夜』が、東北を故郷に持つ俳優・スタッフにより音楽劇として今週末より上演が始まります。

宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」は第4稿が一応最終形とされておりますが、第3稿まではジョバンニとカンパネルラに明確な別れのシーンがあります。
ジョバンニは「どこまでもいける切符」を持ち、カンパネルラと「どこまでも一緒に行こう」と約束していました。でも「あなたはまだなのです」と言われて、ジョバンニは銀河鉄道を降り、カンパネルラはひとり汽車に乗って旅立ちます。(そしてジョバンニは目覚めると、カンパネルラが同級生を助けようとして水死したことを知ります)

あの3.11を東京で迎え、戻りたくても戻れなかった、或いは「子供がほしいなら今戻ってはダメだ」と言われた東北出身者たちの形容しがたい気持ちは、旅立つことの許されなかったジョバンニに重なります。

「みんながカムパネルラだ。君のであうすべての人がカムパネルラだ」
そして始まる「ほんとうの幸い」を探す旅。

「想稿・銀河鉄道の夜」
原作:宮沢賢治 脚本:北村想 演出:小池竹見(双数姉妹)
3月6日(日)~13日(日)東京:あうるすぽっと
3月20日:いわきアリオス中劇場 
3月24日:南相馬市民文化会館ゆめはっと
3月27日:東松島コミュニティーセンター
4月1日:仙台イズミティ21小ホール
4月3日:盛岡劇場

全公演チケット発売中

公式サイト
http://tohokurootsproject.wix.com/tohoku-roots-project

2.5news(編集部)

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