ゲームから始まり、アニメ化、そしてミュージカル化とフィールドを広げてきた『幕末Rock』。音楽で、Rockで日本を変えるという突拍子もない設定が好評、2014年の超歌劇(ウルトラミュージカル)と題した舞台を上演、そして昨年、超★超歌劇(ちょうウルトラミュージカル)と銘打ってバージョンアップして再演、今回は注目のキャラクターであるマシュー・カルブレイス・ペリー・ジュニアが登場する。圧倒的にパワフルなペリー・ジュニアに挑む坂本龍馬たちの生き様をさらなる超歌劇(ウルトラミュージカル)で描く。初演から坂本龍馬役を演じている良知真次さんに龍馬役のことや今回の見どころについて語って頂きました。
ーー坂本龍馬を2度、演じましたが、歴史上の有名人物ですが、この作品の龍馬は(史実とは)全く違いますよね。演じてみていかがでしたか?
良知:坂本龍馬は、日本人では知らない人がまずいない。NHKの大河ドラマでも坂本龍馬が登場したり、毎年1度は坂本龍馬が登場する時代劇がTVでも舞台でも必ずある。歴史上の実在した人物の一人なので、この作品の坂本龍馬を演じさせてもらうことは、いままでの義務教育も含めて、ならってきた龍馬像と違う感じの、いろんな意味でノッキングを起こしました。それが後に、すごく自分の人生を変えた、そういった作品・そういう役に出会えたなと思います。僕自身2.5次元ミュージカル・舞台で、主役として出演させて頂いたのがこれが初めてで、今回、3回目になりますが、初演の時は東京公演だけで、再演は大阪・東京でしたが、今回では京都・東京……京都は坂本龍馬のお墓もあるので、公演が始まる前にお墓参りしたいです。僕の中では自分自身が凄く変わったスタート地点となる役と感じているので、本当に大切にしていきたいなと。今回、3回目の公演になるので責任もありますし、初演、再演、新作とではメンバーも違い、その中で坂本龍馬はどう生きるのかっていうのも考えないといけないので、どんどん挑戦したいと思います。