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【レポート】「ダイヤのA The LIVE Ⅲ」

野球の試合だが、初演と同じく上段、下段の二重構造で野球の試合を立体的に見せる。ピッチャー、キャッチャー、バッターの立ち位置で“クローズアップ”させたりする。映像と俳優の動きをリンクさせたり、打球を、音はもちろん、照明や映像で表現する。今回は試合シーンがほとんどを占める。特に薬師高との対戦は1幕後半~2幕ほぼ全部とかなりの時間をかけている。各選手の心の葛藤はモノローグで語る。一瞬、時間が止まるようなスローモーション的な感覚、そこに熱い想いが凝縮される。ひとつひとつの回、キャッチャーの企て、それに応えるピッチャー、それを凌駕しようとするバッター、ベンチで熱く温かく見守る監督、選手、丁寧に描き、作品の持つ熱量を余す事なく客席に届ける。1幕ものではなく2幕ものにしているのも頷ける。

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2.5news(編集部)

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