原曲楽曲を使用し、客席のお客様の声援、応援まで巻き込んで、会場全体で表現する新しい形の体感型2.5次元ダンスライブ「ALIVESTAGE(アライブステージ/通称:イブステ)」。
2021年2月27日(土)に草月ホールで開幕する「ALIVESTAGE」外伝 ZIX STAGE『Break It!』(通称:ジクステ)では、SOARAやGrowthたちが所属するツキノ芸能プロダクションのライバル事務所である、サンプロモーション・エンターテイメント(サンプロ)に所属するユニット・ZIX(ジックス)をメインにしたストーリーが描かれます。
今回、本作でメインとして活躍する「ZIX」のおふたり、須貝 誠 役:五十嵐拓人さんと、菱田 満 役:山根理輝さんにインタビューをさせていただきました!
イブステ1stシーズンの振り返りや、演技・ダンスに込めた想い、稽古場でのエピソード、そして今作の見どころやGrowthの皆さんへのメッセージなど、盛り沢山でお届けします♪
五十嵐:嬉しさもありましが、同時にプレッシャーも感じました。イブステ1stシーズンは全て出演させていただきましたが、その時は所々で登場し、美味しいところを持っていくような役どころでした。でも今作では、常にステージ上に居るようになります。
今までは少し登場するだけだったから、良く見えていたのかもしれない…という不安がよぎる時もありました。逆に今作で良い姿が見せられれば、自信にも繋がると思っています。最初に言ったように、気合いが入るのと同時にプレッシャーもずっしりと感じているので、嬉しさよりもプレッシャーの方が4:6くらいの割合で勝ってます。
山根:僕はめちゃめちゃ嬉しかったですね!もちろんイブステEp1~Ep3まで公演をやっていく中で、自分の課題も見つけているので、課題に対しては少し不安もありました。それでも嬉しさの方が大きかったです。
五十嵐:(嬉しさと不安の割合)9:1くらい?
山根:9.5と0.5くらい。ちょっとだけ不安。
五十嵐:そんなに?!ポジティブ人間だね(笑)
五十嵐:Ep1では、時間軸と世界観が原作通りで、現実的なストーリーだったじゃないですか。
山根:うん、そうだね。
五十嵐:ZIXとGrowthの関係性も、原作通りの等身大で描かれていて、SOARAがまだ居なかったので登場シーンも多めでやらせていただいていたのがEp1でした。
Ep2では異世界での物語で、主人公たちを助けるような大事な役どころを頂きまして、その時に、俺たちどんどん大事な役になっていくじゃん!って思っていたら…まさかのEp3でバラエティ回のMCになって(笑)
山根:(爆笑)
山根:三段落ちだったね!
五十嵐:急にお笑い芸人みたいになってたよね(笑)
Ep3で、こんなにふざけちゃって大丈夫かな?って思ってました。
山根:確かに(笑)
五十嵐:この流れで、俺ら次はどうなるんだろう?!って思っていたら、まさかのジクステでメインをやらせていただけることになりまして。毎回違う景色を見させていただいているので、そういう面で1stシーズンは面白かったですし、今作では更に気合が入ります!
山根:僕はEp1が初舞台で、右も左も分からず…。それこそ、舞台の“上手”(かみて)や“下手”(しもて)も分からないくらいだったので、本当に皆様にご迷惑をおかけしたことしか覚えていないです(笑)
その経験を踏まえて、Ep2に挑みました。
それで………
見切り発車しすぎて、何を話そうとしたのか分からなくなっちゃった…。
五十嵐:1stシーズンがどうだったか、っていう質問だよ?
山根:そうだよね!Ep1から比べてEp3まで…
五十嵐:成長が見えたんでしょ?
山根:そう、それを今言おうと思ったのっ!先に言わないでよ!
五十嵐:だって遅いから(笑)
山根:そしてEp3も経験して、1stシーズンは自分の中で成長できたなと思いました!
五十嵐:俺から見ても、成長したなって思ったよ。
山根:ありがとうございます!
五十嵐:1stシーズンではZIXの既存曲が2曲だけでしたので、その2曲をひたすら練習してました。なので他のユニットと比べると、1曲に対しての練度が違うと思います。
山根:僕はダンスも初心者だったので、その2曲に集中できて良かったです。
五十嵐:2曲っていうのが、逆に集中出来たから良い結果でもあったよね。
山根:隣で拓人くんが、本当に格好よく踊るので、僕ももうやるしかないという気持ちが強かったです。頑張れたのは拓人くんのお陰でもあります。
五十嵐:ダンスに個性が出せるようになったよね。自分はダンサー出身なので、正直、ダンサーではない人と比べたら差があると思います。それでも、ダンスのパフォーマンスとしての個性を、山根くんは上手く身につけていったなと感じました。
山根:そんな風に思ってくれてたんだ…嬉しいな。
五十嵐:須貝 誠は、ブレないところが格好いいとずっと思っています。自分が結構優柔不断だったり、気が弱かったりするので…。周りに流されることなく、どんな時でも彼の中にはずっとブレない芯が通っているので、自分もそうなりたいと思うのもあり、格好よく魅力的だと感じています。
山根:菱田 満くんは、人に弱みを見せない、負けず嫌いなところに魅力を感じています。
僕は結構人に弱みを見せてしまう…折れやすいタイプなので、こういう時、満くんだったら諦めないだろうな、満くんだったらもっと強く粘って踏ん張るだろうなと、彼の考え方にはいつも助けてもらっています。
五十嵐:2人して、素の自分と演じてるキャラクターとの差が凄いよね。
山根:うん、真逆かもしれない。
五十嵐:そういう部分も、しっかり演技でカバー出来てるよね。
五十嵐:山根くんとは、彼が右も左も分からないと言っていた頃からの付き合いなので、“ど素直”なお芝居をする人だと最初は思いました。
コンディションが悪い時は「え、なにそれ…?」みたいなお芝居をしますし、逆に気分が上がっている時は「こんな演技の一面も持っているんだな!」と関心したり。気分だけではなく、山根くんのしたいことや思っていることが全部伝わってくるので、素直なお芝居をする人だと感じました。
山根:なるほど…(笑)
五十嵐:1stシーズンを通して、山根くんが成長する姿が見れましたね。
山根:恥ずかしい(笑)
拓人くんは、初めて会った時から、演技もダンスも既に完成されていて凄い人だと思いました!そうしたプロ意識が誠くんと似ているなと感じましたし、拓人くんの繊細さや、細部に渡って役作りをする姿が凄いなと、いつも感じています。
五十嵐:スポットが当たっているからこそ、今までの自分たちの演技をしっかり見せたいです。これまでの自分たちが演じるZIXを見て、応援してくれるお客さんが増えて、今作まで来れたと思っています。なので、メインだから何か新しいことを意識してやったり、変に大振りになったりせず、これまで自分たちが演じたZIXのイメージを崩さないように作り上げていきたいです。
山根:僕も全く同じ意識です。GrowthとSOARAはキラキラしているイメージですが、ZIXはもう少し泥臭くてギラギラしているイメージなので、そこを今作ではもっと深く皆さんにお見せ出来ればと考えています。
五十嵐:新しい発見については、今回に限らず毎回ありますね。
ツキプロの皆はタレント名鑑などで設定資料がありますが、ZIXはサンプロなので、出ている情報量が違うんですよ。
なので、いつも台本を貰ってディスカッションをする中で、ZIXの新たな一面を知っていきました。Ep3は特にそうだったよね(笑)
山根:そうそう!こんな面白い事もやっちゃうんだって思った(笑)
五十嵐:こんな感じで、どの公演でも常に変化や新しい発見はありました。ジクステは今までと違い、ZIXの過去を掘り下げていくストーリーなので、大発見がありましたね。特に、満くんなんてそうじゃない?設定を聞いたとき「えっ、嘘?!」って吃驚したもん。
山根:凄くいっぱいあった…!!
五十嵐:Ep3の千秋楽でジクステについて発表されましたが、俺たちはEp3公演の最中にその設定を知らされまして…。それ以来、Ep3で皆でワイワイふざけてる時に「あれっ、俺たちこんなにふざけてて大丈夫かな?!」ってなったよね(笑)
山根:知らされた内容が、結構シリアスだったからね(笑)
五十嵐:大発見だし、新情報満載だよ!
山根:本当に、新情報しかない!
五十嵐:供給過多だよ。
山根:もう発表されてますが、誠くんと満くんの父親も登場するので、舞台でどういった絡み方をするのか注目してほしいです。
五十嵐:点と点が一気に繋がるような内容になっています。今作を通して、だからこういう性格になったのか、だからあの時こんな行動をとったのかなど、沢山分かることがありました。
山根:どうして「ZIX」というユニット名になったのかも、より具体的に分かったよね。
山根:1stシーズンでは、GrowthとSOARAの皆が稽古場の雰囲気を作ってくれていたので、今回は皆を引っ張っていけるようになりたいと思っています。
五十嵐:おぉ!(関心)
山根:少しね… 少し……。
五十嵐:あれ?(笑)
山根:自信なくなってきちゃった(笑)
五十嵐:俺たちは、今までの公演ではGrowthとSOARAを観に来たお客さんを「魅了してやるぜ!」という気持ちでずっといました。獲物を狙う側ですね。
でも今回はGrowthが狩猟側になるので、引けを取らないパフォーマンスをしていかなければと思っています!
山根:格好いい!僕も頑張る!
五十嵐:ZIXのダンスを剛と柔で例えると、俺が「剛」で、山根くんが「柔」と言われることが多いです。パワフルなダンスをしていますが、自分本来のダンススタイルは真逆で、しなやかな動きのオシャレめなダンスの方が得意なんです。
なので「須貝 誠」というキャラクターの踊り方に合うように、「五十嵐拓人」として踊る時よりも腕や手の広げ方を大きくしたり、動きを大きくしてみたりなど、細かい部分にかなりこだわって作り込んでいます。
山根:拓人くんと踊っている時は、剛と柔のバランスを考えて柔らかいイメージでやっています。自分だけのパートの時は、意外に思うかもしれませんが、満くんの雄々しさを出せるように意識しながら踊っています。
五十嵐:今作では新曲の振付けをさせていただいてますが、やっぱり振付師が変わると出来上がるものが全然違うなと感じました。
山根:確かに全然違うよね!
五十嵐:これまでの良いイメージや部分を残しつつ振付けをした曲もありますが、逆にこれまでとは全く違うイメージにしたいと思い振付けした曲もあるので、そこのギャップを楽しんでいただけたらと思います。
特に新曲は、今までのイメージとは全然違います。アイドルらしさよりも、アーティストとしてのパフォーマンスを重視してほしいというオファーをいただいたので。
「ついて来い、てめぇら!」という勢いのダンスで魅せる、そんな構成で振付けをさせていただきました。
山根:攻め攻めだし、ダンスの振付けが細かいよね。一曲の中に、ギュッと詰め込まれてて、どこの音でリズムを取っているのかマジで分からなかったもん。
五十嵐:「この“ダダダッ♪”っていう音でリズム取って」って、言ってるのに「えっ、これどこの音ですか?」とか言うから(笑)
山根:そうそう(笑)
五十嵐:「え、分かんない?もう一回かけるよ?」って、言ってからまた“ダダダッ♪”って流すじゃないですか。ダンサーの人にもしっかり聴こえてるんですけど、山根くんだけ「全然分かんない」って感じで、伝わらなかったんですよ。
山根:冒頭の音なのにね(笑)
五十嵐:それだけ細かく振付けをさせていただきました。冒頭から攻めてます。
五十嵐:1stシーズンの時に、山根くんがお芝居が上手く出来なくて泣いちゃったことがあったんです。そんな記憶がある中で、この前の稽古ではお芝居として泣いていたので「山根くんはお芝居が出来なくて泣く人から、お芝居で泣く人になったんだな」と、感慨深かったですね。
山根:1stシーズンからの拓人くんとの関係性があったからこそ、お芝居で泣けました。お芝居の最中は誠くん、満くんとしてお互い演じていますが、どこか僕と拓人くんの関係にも感じられるような台詞があって、涙が止まらなくなっちゃいました。
五十嵐:そうだったんだ…。
山根:僕の中で、重なる部分がありましたね。
五十嵐:誠が「なんでも出来るぜ」みたいな事を伝えてるシーンね。でも俺、運動苦手だから。いつもこのシーンで「なんでも出来るぜ(でも俺は運動出来ないけどな!)」って思ってる。
山根:おいっ!!
でもZIXの2人の関係性が、誠くんは“出来る人”で、満くんは“出来ない人”だから、その関係が拓人くんと僕にも当てはまるなと感じました。
五十嵐:あとは、ZIXは2人組のユニットなので、稽古でも舞台で登場する時も別れることがほとんど無いくらい、ずっと一緒に行動していました。2人で過ごす時間が多くあったので、人数の多い他のユニットと比べると、お互いの考えをしっかりと理解し合えていると思っています。
今作は、イブステ1stシーズンとプロステを含めた4作品での経験が蓄積されてからの、5作品目になるので。俺がこう動いたら、相手はこう返してくるだろうなとか、お互いに相手の動きや考えを読み取れるようになったよね。
山根:お芝居でのやり取りが、凄いスムーズだよね。
五十嵐:1幕では、ZIX誕生の物語として、2人の関係性の変化に注目していただきたいです。
今までの公演では、既にZIXとして2人の関係が確立されている姿を見せていたので、そこに辿り着くまでの過程を見ていただけたらと思います。
山根:誠くんと満くんの関係が違うから、そこの違いや変化を表現するのが難しかったです。
五十嵐:2人の距離感がいつもと違うので、そこが見どころですね。
山根:あとは、満くんの過去も見どころです!
五十嵐:2幕は、今までのツキプロ舞台(ツキステ。、スケステ、イブステ)とは全く違った雰囲気のライブパートになるので、楽しみにしていただければと思います。新衣装もありますしね。
山根:新衣装と言えば、1幕でも新衣装があるんですよ!Ep1以来の私服を着ている誠くんと満くんが見れるので、こちらも見どころです!
五十嵐:今回いろいろ着るよね。
山根:いろんな姿が見れるから、楽しみにしててね!
五十嵐・山根:いつもありがとうございます!!!
山根:Growthの皆さんの苦労が、やっと分かった気がします。苦労しているのを顔に出さず、稽古場の良い雰囲気を作ってくれていたので、改めて凄いなと思いました。
今回は僕らが皆さんを引っ張っていきますので、ジクステでもよろしくお願いします!
五十嵐:ジクステの情報が解禁された際に「いつもZIXがイブステを支えてくれるので、今度は僕たちが支える番です。」と、Growthの皆が言ってくれました。
その時に「いや、支えると言うより、ファンを略奪しに行ってるんですけど?」って正直思ってましたね(笑)
山根:(爆笑)
五十嵐:俺としては「略奪し合いましょう!」というテンションです。Growthの皆、ファンを奪い合いましょう!
山根:いいね!
五十嵐:本当に、皆さんの応援があったからこそ、こうしてZIXメインの公演が実現しました。
感謝の気持ちを、お芝居とダンスで伝えたいと思っています。俺たちの気持ち、しっかりと受け取ってください!
山根:拓人くんが感謝の気持ちを伝えてくれたので、僕は一言で。
“焦がれた世界”を掴み取る姿を、見に来てください!!
■会場:草月ホール(〒107-0052 東京都港区赤坂 7-2-21 草月会館地下 1 階)
■日程
2021 年 2 月 27 日(土) 、28 日 (日)【全 4 公演】
2 月 27 日(土) 11 時開演/17 時開演
2 月 28 日(日) 11 時開演/17 時開演
衛藤昂輝 役:塩澤英真
八重樫剣介 役:石川 翔
桜庭涼太 役:橘 りょう
藤村 衛 役:岩佐祐樹
須貝 仁 役:吉田晃太郎
菱田忠司 役:武田知大
小松原良一 役:本郷小次郎
コンビニ店長 役:川末 敦
客 役:田中崇士
<ダンサー>
奥野 翼、かにえゆうき、安久真修、山内涼平
■あらすじ
サンプロモーション・エンターテイメント(サンプロ)の次世代を担う看板ユニットになるべく、コンビを組むことになった須貝 誠(すがい・まこと)と菱田 満(ひしだ・みつる)。
彼らは常に戦っていた。
羨望、嫉妬、裏切り、様々な思惑、劇的な人事交代劇……。
華やかな世界で当たる光は、暗く深い影も落とす。
友情? 絆? いいや、違う。誠と満の間にあるのは、『利害の一致』それだけだった。
――これは、ZIX 誕生の物語。
■チケット価格
全席指定:11,000円(非売品ブロマイド2枚付き)
※感染症対策での座席配置等を検討した結果、席種を廃止し全席指定・一律料金でのチケット販売をさせていただきます。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
オンラインシート(特典付き):6,000円
特典:場面写ブロマイド2枚(後日送付)
※オンラインシート対象公演は【2月28日(日)昼公演・夜公演】です。
劇場観覧チケット/オンラインシートチケットは現在発売中
https://w.pia.jp/t/zix/
■舞台構成(2 部制)
1 部/芝居パート
2 部/ダンスライブパート(※Growth のゲストミニライブを含みます)
■スタッフ
原作・脚本:ふじわら
キャラクター原案:志島とひろ
演出:野元準也(Planet Kids Entertainment)
衣裳:西田さゆり
振付:五十嵐拓人、祐太
ヘアメイク:西村裕司(earch)、杉田智子
企画・製作:ムービック / サンライズプロモーション東京 / Planet Kids Entertainment
<ALIVESTAGE 外伝 ZIX STAGE「Break It!」公式サイト>
https://alive-stage.com/zix/
<ALIVESTAGE(アライブステージ)公式ツイッター>
https://twitter.com/alive_stage
(C) ivesta_Z