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【レポート】ミュージカル『王家の紋章』2017年4月〜5月に早くも再演決定!

ほとんど途切れることのない音楽、シルヴェスター・リーヴァイの楽曲は『エリザベート』や『モーツァルト!』等の大ヒットミュージカルの楽曲を手掛けている巨匠だけあって、多彩なメロディで物語を印象づけるだけでなく、作品世界をダイナミックに広がりを感じさせてくれる。難易度の高い歌ばかりだが、キャストの歌唱力も高く、主演の浦井健治始め、新妻聖子、宮野真守、濱田めぐみ等トップクラスの俳優陣がここぞとばかりに歌い上げる。ソロ、二重唱、三重唱、聴かせどころばかりでミュージカルファンはもちろん、原作ファンも納得の楽曲ばかりだ。
プロジェクション・マッピング等は全く使用せず、”正攻法”で見せる。照明、音、楽曲、小道具等を駆使する。特にミタムンの最期のシーンは首謀者の残虐さとミタムンの悲劇性が融合した秀逸なシーンとなっていたが、こういったところに作り手のこだわりを感じる。タイムスリップのシーンはアンサンブルと手にしている布で表現する。スタイリッシュな見せ方は演出家の持ち味、印象的なシーンを紡ぎだす。戦いのシーンはダンスで表現、最近の舞台はリアルな殺陣やアクションを多用するが、ここを立体的なフォーメーションの”剣の舞”でエジプトvsヒッタイト、刀を交える。豪華な衣裳、濃密な1幕は見応え、あり。

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2.5news(編集部)

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