――舞台の『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』は、非常に面白いお芝居で、今回、10月の再演が楽しみです。
中山:前回タイミングが合わず、見に来れてないお客さんもいらっしゃると思いますんで、ぜひ今回、見に来ていただきたいですね。人気がある原作タイトルですから、もっともっと盛り上げていきたいし、僕らの劇団Patchという名前も知っていただきたいですし。
――劇団名は「必死のパッチ」から来てるんですって?
井上・中山:そうです
――再演への意気込みというか、4月にあった1回目の公演を経験して、再演に当たってこういうことをやっていきたい、みたいなところはありますか?
井上:前回は正直、“まじめにやった”っていうか、一生懸命だったんで、前回の経験でお客さんの空気感も大体はわかるし、わかった部分が増えたので遊べるところは遊べたらなぁ……そういう笑いもどんどん増やしていきたいなと思っています。
――要するに、作りこまれた笑いだけじゃなくて偶然性の笑いもうまく組み込めたらという……
井上:そうですね。やっぱりそっちの方がお客さんも、舞台ならではのライブ感が楽しめるし、それが「楽しい」にもつながるんじゃないかと思います。
――ライブ感がうまく出ると、何度見に来ても面白いですよね。
中山:前も日替わりネタとかがあったんで、お客さんも一緒に「共犯者」じゃないですけど、いっしょにね、笑いを共有していきたいですね。
――いっしょにつくって、その場を共有……やっぱり共犯者ですよ。
中山:笑いの共犯者ですね。前もカーテンコールの時に動画撮影OK、写真OKとかにもしたら、凄く盛り上がったので、一緒に盛り上げていけたらすごくいい形やなと思いますね。
――こないだ、カーテンコールのとき、皆さん上半身裸でマッスルダンスですよね。
中山:やりましたね、『筋肉ええじゃないか』。
――あれはもう、ファンの方は狂喜乱舞ですよね写真取れるし。
中山:パシャパシャパシャパシャパシャですよ。
――出てくるだけで、ちっちゃな声でキャァ~ってなってましたからね
中山:どっちの悲鳴なんやろな。
――嬉しい悲鳴でしょ。写真とってはったから。
2024年10月31日(木)東…
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