本編物語の大きな流れは共通で行われる「サバイバー編」「ハンター編」、そして特別衣装でのコメディー特別公演「サバイバー特別公演」「ハンター特別公演」となっているので、どの公演が行われるのかは公式サイトにて確認していただきたい。
また、今作は一般的な「額縁舞台」ではなく、ステージが客席側にも伸びている「張り出し舞台」となっており、様々な角度から舞台を楽しめる。これに合わせて、劇場のステージ上に設置された特別席【ロイヤルクイーンシート】も登場。普段は上がれないステージ上から、いつもと違った臨場感を体感しながら物語を楽しむことが出来る。
そして、新キャラクターとして<サバイバー>祭司(演:Peach.)、呪術師(演:音羽美可子)、野人(演:クラウス)、曲芸師(演:瀬戸啓太)、<ハンター>血の女王(演:大湖せしる)、狂眼(演:山谷勝巳)、復讐者(演:森 一平)が今作より加わったので、彼らの活躍にも注目していただきたい。
11日(金)のゲネプロでは「ハンター編」が行われ、その様子を写真(掲載数46枚)と共にお届けしよう。
※本稿ではストーリー前半のネタバレがあるので、苦手な方はご注意ください。
※「ハンター編」ゲネプロレポートの為、ハンターメインで写真を掲載させていただいております。サバイバーメインの写真は「サバイバー編」のゲネプロレポートに掲載させていただきます。
尚、舞台版ではゲーム原作「Identity V」の世界観をベースに、舞台化のための独自のアレンジがされている。原作ゲームの設定、ストーリーとは異なる部分もある事を念頭に置いて楽しんでいただきたい。
「ハンター編」では、荘園に新人ハンターとしてやって来たマリーを中心に物語が展開される。
高慢な態度のせいで、他のハンター達とは相容れないマリー。サバイバーとのチェイス(“鬼ごっこ”ゲーム)では、自身が優勢にも関わらず途中でやる気をなくし、チェイスを放棄することも少なくなかった。
会ったばかりの2人だったが、イライの歌の上手さに共感したマリーが心を開き、自身の過去を語り始める。