入場時にはサーモによる検温、手指消毒など入念な感染予防対策がとられ、入場列も間隔を空けソーシャルディスタンスを徹底した措置が行われ、劇場の万全の換気システムに加え、各所に大型扇風機を設置するなど、換気を強く意識したものになっていた。
舞台は可動式階段を大胆に配置し、舞台中央に高低差をつけたアクティング空間を大きく取る複層構造の美術は22人のメインキャストと8人のアクションアンサンブルが縦横無尽に暴れまわる十分な空間を確保。
覇者・曹操がその死を最も惜しんだといわれる郭嘉が生きていたら、というゲーム原作ならではのIFストーリー。誰もが知っている「赤壁の戦い」がどんなIFになるか、いやが応にも盛り上がる。
圧倒的な兵力で侵攻してくる曹操軍に対し、孫権軍は熱い結束で対抗していく。そこに稀代の天才・諸葛亮(室龍太)に導かれた劉備軍が合流。
それぞれの思惑を超え、曹操軍に対抗することに。
郭嘉役・丘山晴己の人間離れした美しさと槍さばきは見事の一言。 曹操役の波岡一喜が存在感で場を圧倒し、劉備役の中村誠治郎はさすがの殺陣を魅せる。そして孫権役の稲葉光は、波岡・中村という実力派の二人に、覇気で対抗し、まさに若虎といった存在に。小喬役の太田奈緒、月英役の上西恵、蔡文姫役の宮崎理奈、孫尚香役の搗宮姫奈といった女性武将の華麗な殺陣も見どころだ。
舞台「真・三國無双」シリーズでは名物となった楽進による一人リサイタルも健在!
「真・三國無双」シリーズ20周年の記念となる本公演、見逃す手はない!
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