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【インタビュー】音楽劇 「黒と白 -purgatorium-」ついに開幕!4つの物語、各公演担当キャストにインタビュー!

2020年2月19(水)より、日本青年館ホールにて上演される、音楽劇 「黒と白 -purgatorium-」。
本舞台は“七つの大罪”をモチーフにしており、七つの大罪になぞらえた時代も場所も背景も異なる4つの人生の物語に、それぞれのイメージ主題歌(全4曲)を添えて、オムニバス形式で公演が行われる。

公演はA、B、C、Dの全4編。
【A:傲慢×奇跡編】では、岩永徹也(傲慢/ルシフェル)平井雄基(奇跡/ミカエル)
【B:憤怒×慈悲編】では、宮澤 佑(憤怒/サタン)國島直希(慈悲/ラファエル)
【C:怠惰×努力編】では、岩佐祐樹(怠惰/ベルフェゴール)橘りょう(努力/ラグエル)
【D:色欲×純潔編】では、塩澤英真(色欲/アスモデウス)佐藤信長(純潔/サリエル)が、
それぞれ物語を担当し、2人を中心にストーリーが展開していく。

今回は、全4編の物語の各公演担当キャスト達に、本舞台への意気込みや見どころを語っていただいた。

各公演担当キャストの、直筆サイン入りチェキプレゼントもあるので、奮ってご応募ください!
※詳細は、各公演担当キャストのインタビュー記事のページにて、ご確認ください。


【A:傲慢×奇跡編】岩永徹也さん×平井雄基さんインタビュー


――今回、【A:傲慢×奇跡編】の公演を担当されますが、お互いの印象はいかがでしたか?

平井:キャストが発表された時に、岩永さんについて調べました。IQが高くて頭がとても良いので、絡み難いのかなと思っていたのですが、実際にお会いしたら超フランクで(笑)安心しました。ギャップが凄かったですね(笑)

岩永:平井くんは勉強熱心な好青年で、とても良い印象でした。

平井:ありがとうございます(笑)

――【A:傲慢×奇跡編】の公演の見どころをお教えください。

平井:各公演を空気感で分けると、【A】・【B】【C】【D】という感じになります。他の公演では、僕らは俯瞰している側で、【A:傲慢×奇跡編】では僕らが主体のお話になっています。「白」「黒」とで別れていますが、元々「黒天使」は「白天使」で、訳あって堕天した結果「黒天使」になってしまうんです。【A:傲慢×奇跡編】では、そこの「何故堕天することになってしまったのか」、この物語の根本のお話になります!
【B】【C】【D】公演は、この後のお話となりますので、全部観ていただくと僕たちルシフェルとミカエルや、他の天使たちの感情や動きが繋がり、ひとつの線になるように作られています。全公演合わせて、楽しめると思います!

岩永:普段、人間の皆さんは、働きたくない・怒られたくない・早く帰りたい、と思っているじゃないですか。でもそういった日常が、僕たち神の立場からすると、凄く新鮮に思えたり魅力的に感じるんです。観に来てくださった方々が、詰まらないと思っていた毎日が、実は、興味を持って見られている対象なんだと、そういうことに気付いてもられるきっかけになればと思っています。
ですので、僕は【A:傲慢×奇跡編】を担当しますが、【B】【C】【D】公演を観てほしいと思います。人間の普段の日常を切り取っているのですが、自分たちの事と思わずに、僕たちと同じ「神」の側の視点から眺めてもらいたいです。人間界の面白みに気付いていただけたらと思います。

平井:そうですね。当たり前のように送っている普段の生活は、実は当たり前ではなくて、なに不自由なく生活出来ているのは凄く幸せなこと。視点を変えて観ることによって、それに気付けるのかなと思います。

岩永:人間は、人間同士でしか比較はしないですよね。派閥や争い、貧富の差など、沢山あると思います。例えば、人間とサイを比べることはしません。でももし、比べられてお互いの良いところを言えるのであれば、もっとお互いに学べることがあると思います。それを、人間と違う立場の者が出てきたことによって、表現できるようにしたいです。

――本番に向けて、稽古で力を入れていることをお教えください。

平井:全公演、力を入れて練習して、最高のものをお届けできるようにしていますが、やはり思い入れが強いのは【A:傲慢×奇跡編】です。自分たちがメインのお話というのもありますが、物語の軸なので、ここでしっかりやらないと次のお話に上手く繋がらないので、土台を固めたいと思います。

岩永:僕は、いかに本番までに平井くんと仲良くなれるかですね。

平井:仲良いじゃん!!!

岩永:もっともっと、という意味ですよ(笑)

平井:ビックリした!!(笑)

岩永:多分、本当の兄弟だったら、もっと簡単にできる事とかあると思うんです。もう仲は良いですが、残り1週間で、より深めて色んな事が出来るようになりたいです。自分たちにしか分からない合図とか、2人の親密具合だったり、意図せずに伝えられる、そういうのがもっと増えてくると良いなと思っています。

平井:その方が、表情や立っている時のオーラとか、雰囲気だけて伝えられそうですもんね。

岩永:そういう事です。

――最後に、本作の見どころをお願いします。

平井:見どころは、自分と岩永さんとで歌う「Superbia -傲慢-」という曲ですね!!この曲は、他の公演イメージソングと曲調が違っていて、凄く壮大で奥が深くて、自然と情景を思い浮かべながら歌うことが出来ました。一番聴いてほしいのは、曲調がゆっくりになって僕がソロで歌うところです。あとは、衣装です!!

岩永:そうなんですよ、見てくださいこの翼~(ご自身が着ているパーカーの背中に描かれている翼を指差す)。

平井:いや、そっちの衣装じゃなくて舞台の衣装の話ね。他の役の方は、キャラクターとしての色、サタンだったら憤怒・情熱の赤といった色が組み込まれている。キャラクターに沿った色が入っている気がします。何故かルシフェルとミカエルだけ、お互いの色が入っているんですよ!ミカエルだったらワイシャツの色が黒、ルシフェルだったら靴下の色が白という感じです。お互い、元々は「白天使」で、色々あって「黒」と「白」に分かれてしまった。2人は一番最初に生まれた天使と、二番目に生まれた天使ということで、お互いの事を思っているからこそ、それぞれの色が入っているのかなと思っています。

岩永:ほぉ―

平井:…て、考えていたんですけど、フィッティングの時に「アクセント入れたい」と…、言われまして、その時に入れたアクセントが、こういう事に繋がっているのではと思っています!岩永さんは、見どころはどこですか?

岩永:メッセージとしては、人間の面白さです。折角「七つの大罪」をテーマにしているので、それぞれの色があると思います。神は「白」と「黒」で、人間はそれ以外のいろんな色があるんです。それぞれの人間模様を観ていただきたいです。

平井:「Superbia -傲慢-」を歌った感想はどうでしたか?  

岩永:イントロが格好いいよね。ルシフェルが堕天して、そこから曲の雰囲気がガラリと変わるところも良いよね。

平井:そうなんですよ!丁度いい台詞の時に、僕の好きな歌詞の部分が入ってくるんです!昨日の稽古で、良い台詞で良い空気の時に丁度、僕の好きな歌詞の部分が出てきたので、バッチリタイミングが合えば気持ち良いなと思いました!本番でもタイミングが合うようにするので、注目してほしいです。YouTubeで劇中歌の視聴動画も公開されているので、それを聴いていただいて、各公演の世界観を想像していただいたうえで観ていただけると、より一層楽しいと思います。曲調とは違う世界観なんだ、じゃあどういう感じで話が繋がるんだろう。曲調と考えていた世界観が合っていた時は、この先はこういう展開になるのかな。など、普段観る時とはまた違った思考で観ることが出来るので、より深く楽しめるかと思います!なので、

是非YouTube観てください!!「Superbia -傲慢-」を…(小声)

岩永:ねえ、これ文字になるんだよ?

平井:はい!!!

岩永:ちっちゃな声で言ったら小さく書かれちゃう…。

平井:小さい声の時は(小声)って書かれるんですよ。

岩永:え、そうなの?(苦笑い)って。

平井:今日はもうひとつ、重大なお知らせがるんですよ!!

岩永:ええっ。

平井:いま岩永さんが着ているパーカー。これは最初、僕が黒生地バージョンで「黒天使」をイメージして着ていたんですよ。岩永さんも、グレーの生地バージョンでお揃いを買おうという話になりまして。そして今日、2人でお揃いで着て、インタビューを受けようと思っていたんですよ…。

岩永:あれ…?

平井:大変申し訳ございません!すっかり忘れていて、今ビチョビチョに濡れて干されていますっ。洗濯してしまいましたっ。

岩永:今日に間に合うように、宅配してもらって、朝受け取ったのにね。演出家や友達の皆にも報告して「平井く~ん!パーカー来たよ~!」って言いながら、ここに到着した瞬間の僕の顔、ポカーン…だったからね。

平井:凄い嬉しそうな顔をして来たのにっ。しまった、昨日洗ったんだった!!ってなりましたからね(笑)こんな感じで、面白い1日の始まりになりました(笑)

岩永:今日のメインイベントだったのに…。

平井:明日着てくるね。

岩永:明日は僕のがびしょびしょになっちゃってる…。

平井:合わないーっ!!ということで、皆さん劇場でお待ちしております!!

今回インタビューをさせていただいた、岩永徹也さんと平井雄基さんのツーショット直筆サイン入りチェキを抽選で2名様にプレゼント!


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Rie Koike