原作 オトメイト 『薄桜鬼』総合プロデューサー 藤澤経清
ミュージカル『薄桜鬼』は2012年の「斎藤 一 篇」から始まり、
その後は6人の攻略対象やLIVEなどを重ねながら12公演が行われてきました。 僕にとって『薄桜鬼』とミュージカルの融合である「薄ミュ」は、
自分では想像できなかったとても素敵な作品で、とても思い出深いものです。 そんな中で今回連絡を頂いたのは、2015年にリメイクした
『薄桜鬼 真改』の新キャラ相馬主計でした。
「薄ミュ」で旧来の攻略キャラ6人が公演されてきたところに
今回の真改のキャラを選んでいただき、ついに『薄桜鬼 真改』のキャラも ミュージカルになるのか、と嬉しい気持ちが込み上がりました。
相馬主計は『薄桜鬼 真改』で新キャラを追加する時に、真っ先に決まったキャラです。 新選組への入隊は他のキャラより遅いのですが、史実では土方歳三と共に箱館まで行き、
新選組最後の局長として戦の最後を迎えたと言われています。
新選組と主人公を最後まで見届ける役割を持った相馬主計の物語を、 是非ミュージカルで楽しんでいただければと思います。
演出・脚本 西田大輔
「元号が変わった―――明治という時代が始まった」。
薄桜鬼の世界の中で、千鶴が語った言葉のように、「令和」という時代が始まりました。 長く守り続け、愛されてきたものを一度置く、という行為は、
とても勇気がいるものだと思います。
ですがその代わりに、新しいものを創る時は、それに負けない エネルギーを産むような気がするのです。長く、舞台のジャンルでも愛されてきた「薄桜鬼」だからこそ、一度。
もう一度、このゲームから始まった世界を、考え直し、一から真摯に創ってみたいと、 心から思っています。
「令和」から「真改」を携え、舞台の「薄桜鬼」が、生まれ変わる。 その言葉を胸に、全力で向かいたいと思っています。始まりは、相馬主計に託します。
「真改」の意味を携えた、新選組・最期の局長です。新しい物語の始まりにふさわしい男だと、思っています。
<ミュージカル『薄桜鬼』とは>
シリーズ累計100万本を超える大人気ゲーム『薄桜鬼』を原作としたミュージカル。ミュージカル『薄桜鬼』=通称「薄ミュ」と呼ばれる。 2012年4月にサンシャイン劇場にて第一弾を上演し、若手実力派俳優陣の熱い演技と、原作を忠実に再現した熱く切ない物語に多くの 賞賛が寄せられた。幕末の動乱の時代を生きた新選組とミュージカルという取り合わせが好評を呼び、特に「殺陣×ダンス×歌」で新選 組を表現するという斬新な演出で観客を魅了した。
これまで、2012年GWの第一弾「斎藤 一 篇」を皮切りに本公演の他、ライブコンサート形式の「HAKU-MYU LIVE」を開催、2018年には 演出に西田大輔氏を迎えた、ミュージカル『薄桜鬼 志譚』として「志譚 土方歳三 篇」「志譚 風間千景 篇」を上演した。2020年『薄桜 鬼 真改』を原作として、新たなる「薄ミュ」として、ミュージカル『薄桜鬼 真改』をスタートさせる。