公演時間はおよそ3時間弱の3幕、かなり見応えがある。1幕では、氷帝戦前の青学の校内ランキング戦の様子を描いている。部員全員が試合に出られる訳ではなく、メンバー入りする者もいれば外れてしまう者もいる。学年に関係なく、学校を勝利に導いてくれる者だけが試合に参加出来る。そしていよいよ氷帝戦という時に突発的なアクシデントが起こる。
コミックやアニメをチェックしていればわかるのだが、この氷帝戦の下りは見どころが多い。にわかダブルスを組むことになった菊丸と桃城、地道に練習を重ねてきた乾、身体が大きいパワフルな氷帝の樺地と対戦する河村等、一見不利な状況においてもベストを尽くす。それぞれの試合に沿った楽曲とダンス、力のこもった台詞で表現する。跡部始め、個性的でめっぽう強い氷帝メンバーを相手に”死闘”を繰り広げる。ダンスも3rdステージの最初の頃から比べるとかなり難易度も上がり、細かい動きも多く、これだけ観ても圧倒される。