【あらすじ】
4000メートルの岸壁に囲まれた町。
煙突だらけの町。
朝から晩までそこかしこから煙があがり、頭の上はモックモク。
黒い煙でモックモク。
この町に住む人たちは、青い空を知りやしない。輝く星を知りやしない。そんな『えんとつ町』に住む、お父さんを亡くした少年ルビッチ。
彼はハロウィンの夜に“ゴミ”人間のプペルと出逢った。この煙の上には“空”がある。
この煙の上には“星”がある。この町の“秘密”に隠された“ひとつ”の真実。
嘘つき呼ばわりされたって、自分の目で見たものが真実。奇跡の夜、ルビッチとプペルの目に映る――本当の真実――とは?
写真・動画・文:小池理恵