事前応募で優先入場の権利を手にしたファン300人が池袋西口公園野外劇場グローバルリングに集まり、公園を通行する人もPRトラック「デスミュトラック」やメインステージを見守った。
午前11時、司会を務める川口智美(ホリプロ アナウンス室所属)の挨拶でカウントダウンイベントのメインステージがスタート。
登壇者の3人がステージに登場すると客席から大きな拍手が鳴り響いた。
司会の紹介で3人が順番に挨拶。甲斐翔真は「カイロちゃんと貼っていますか?防寒して風邪引かないように!」と朝早くから集まったオーディエンスを気遣い、高橋颯は「今日は雨がふらなくて本当によかった」とコメント。吉柳咲良は「緊張しているのですがちょっと曇った天気もデスノートっぽくて(笑)たくさんお話出来たらうれしいです」と挨拶を終えた。
甲斐は「デスノート THEMUSICALは漫画原作ではあるのですが良い意味で漫画とは思えない、社会の構図をすごくしっかりと映し出していると稽古場で演じてみて感じています。愛と犠牲の表裏一体さだったり生と死だったり、社会がうまく保っている理由をすごく感じる作品です」と語り、高橋は「すごく魅力的な作品、誰もが引き込まれる作品ですよね。月とLの対峙のシーンでは白熱した心理戦や頭脳戦がキーワードになってくる、その白熱さを楽曲が素晴らしいほど体現しているのでそこに負けないようにという気持ちです」と述べた。
吉柳咲良はミュージカル版ならではの魅力は?との問いかけに「音楽があると、さらに説得力があるものになっていく気がします。ミサの楽曲は是非聴いてほしいものばかりです」と回答。
ここで、隣で聞いていた甲斐から「素晴らしいコメントだね。まだ15歳ですよ?」と吉柳のしっかりした発言に言及。
甲斐翔真は今回応募総数2416名の中から新・夜神月の役を射止めた。
オーディションで役が決まった瞬間のことを聞かれた甲斐は「これだけ熱望したものが叶う瞬間、こんなに想いが溢れるんだ・・・と胸いっぱいになりました。と同時に全く実感がわかず僕があの夜神月にならないといけないというのは責任も感じました。世界中でも人気の作品なので成功させないといけないなと思っていますし、 2415名の方々にこいつだったらしょうがないなと思ってもらえるくらい頑張らないといけないなと思います。皆さんに納得して頂ける月になれるように頑張ります」と述べた。
高橋は「2006年の映画版『デスノート』を観ていて大ファンでした。当時8歳だったのですがLに憧れて家でずっとジーパンを履いていて・・・お母さんに似た色のジーパンを買ってもらいましたね。とある友達には素でLだなと言われます(笑)」と発言。
甲斐は「高橋颯はLにぴったりです。ご覧のように変わっていますが凄く不思議な空気感がLに活きていますよね」と高橋のL役を称賛した。
2017年からピーターパンで主演を務める吉柳。今回のミサ役について「正直難しいと思う部分もありました。3年間男の子として空を飛んでいたのでミサは180度違う役です。今までにないくらい難しい役に挑戦させていただいていると感じます。ただミサという人物を通してものすごく新しいことをたくさん経験しているなとも思っています」と語った。
続いてトークのテーマは“稽古場”に。高橋が演出の栗山民也から「ミュージカル、演劇は歌を歌っちゃいけないんだ」と教えられたと明かすと甲斐はリューク役の横田栄司について「僕たちは横田さんに横田塾の名で特別レッスンをしていただいている。本当に素晴らしい方です」と語った。