「幽☆遊☆白書」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1990年から1994年に渡り、連載された冨樫義博の人気作品。コミック累計発行部数は5,000万部を越え、 1992年から全112話を放送したテレビアニメも高視聴率を記録し、 日本国内のみならず、世界各国でも人気を博している。2017年にアニメ化25周年を迎えたこともあり、 現在も様々な形でのメディアミックスが進行中。そして今回2.5次元舞台として上演される。
本稿では、本公演に先駆けて行われたゲネプロの様子をレポートする。
【STORY】
ある日、事故に遭って死んでしまった不良学生・浦飯幽助。 幽霊となり、霊界案内人のぼたんに導かれ、幽助は、 エンマ大王の息子コエンマから生き返るための試練を与えられる。 試練を乗り越え、晴れて生き返ることができた幽助は、 ぼたんとともに妖怪が人間界で起こす悪事を取り締まる 霊界探偵として働くことになる。 コエンマから与えられた指令は、霊界大秘蔵館から盗まれた 闇の三大秘宝「降魔の剣」「暗黒鏡」「餓鬼玉」を取り返すこと。 秘宝を盗んだのは、霊界犯罪人ブラックリストに名を連ねる 妖怪盗賊の蔵馬、飛影、剛鬼だった…。
本公演は、主人公である浦飯幽助を中心に、同級生の桑原和真、人間に憑依した妖怪である蔵馬、そして邪眼の使い手である飛影の4人の仲間が、霊界や妖怪の事件に関わることになったきっかけや、彼らの馴れ初め、出会いなどを、霊界の閻魔大王Jr.であるコエンマの回想の形で描かれる。
子供を助けようとして代わりに死んでしまった不良少年・幽助は、その死が閻魔様でも予想ができなかったイレギュラーな事ということで、生き返るための試練を受けることとなる。喧嘩仲間である桑原、幼馴染の螢子との絆を深め、彼らの助けを借りつつ、幽助は生き返るために奮闘する。
