【レポート】あの人気小説が完全舞台化!舞台「魍魎の匣」開幕!

舞台「魍魎の匣」開幕レポート

2019年6月21日(金)東京・天王洲銀河劇場にて舞台「魍魎の匣」の幕が上がる。2019年に作家生活25周年を迎えた京極夏彦による小説「百鬼夜行シリーズ」(2019年6月現在9作品が刊行)のなかでも人気の高い「魍魎の匣」が原作である本舞台は、橘ケンチを筆頭に、内田朝陽、高橋良輔、北園涼、高橋健介らが名を連ねる。ここでは初日前に行われた囲み会見とゲネプロの様子をお届けする。

ゲネプロ前に行われた囲み会見には、演出・松崎史也、出演者より橘ケンチ、内田朝陽、高橋良輔、北園涼、高橋健介、紫吹淳、西岡德馬が登壇。開幕へ向けた意気込みや本作の見どころを語った。

主演・橘ケンチは原作者である京極夏彦とのエピソードについて「わざわざ顔合わせにも来てくださり、ありがたい言葉をいただきました。その中でも感動したのは『皆さんの思う魍魎の匣をやってください』の言葉です。その言葉に責任やプレッシャーも感じましたが、先生に託していただいたので改めて気合が入りました」と振り返った。

登壇者の中でも最年少だった高橋健介は「僕は情報解禁と同時に共演するキャストを知りました。……とあるスタッフから『気合いを入れないとまずいメンバーが揃いました』と言われまして。本当にありがたかったのですが、一度ご飯になれば全員参加していただけるという、なんとも素敵な……」と前列の橘や紫吹淳、西岡德馬を見てコメント。内田に「いつも(飲み会の)幹事をやってくれていたもんね」、橘より「芝居よりもそっち(幹事)だね」と突っ込まれ、愛されっぷりを披露。会場の笑いを誘った。

取材陣より、橘ケンチのエピソードを聞かれた紫吹淳は「稽古中、トイレ掃除をやっていた」と暴露。「トイレ掃除している姿もかっこいいんですよ!」とモノマネをしながら話す紫吹の横で橘が恥ずかしがる様子も見られた。最後に橘ケンチからの「決してハッピーエンドの作品ではないですが、記憶と心の奥底に刺さる作品だと思っています。千秋楽まで、ぜひ劇場まで足を運んでいただければと思います。よろしくお願いします」という言葉で、囲み会見は終了した。

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TakiTsukasa