【イケメンコレクション】第7回 俳優・神永圭佑さんインタビュー

芝居と向き合えたのは、テニミュへの感謝があったから

“食らいついた”作品のなかでもとくに印象に残っている舞台はなんですか?

神永:舞台『激動 -GEKIDO-』(2013年8月)です。『激動 -GEKIDO-』では、演出のダニエル・ゴールドスタインさんに発声から役者としての基礎まで、さまざまなことを教えていただきました。

それまでは発声すらしっかりやったことがなく、かなり苦戦しましたが、主演・水川あさみさんや桐山漣さんといった素敵な役者さんたちに囲まれて鍛えられました。

稽古を重ねるにつれだんだんと褒めてもらえるようになり、千秋楽の頃には「これでステップアップしたな」と思ったら、今度は朗読劇『しっぽのなかまたち3』(2013年11月)で演出家・岡本貴也さんにまたしごかれて……。現場ごとに悔しい思いをして、それを乗り越えるという試練の連続でした。

投げ出したくなったり、諦めたりすることもあると思います。そのなかでも神永さんがお芝居と向き合い続けられた理由は何でしょう。

神永:うーん……。テニミュへの感謝、ですかね。僕はテニミュに大きくしてもらったのに、卒業後に「どうせ2.5次元俳優」と否定されることがあって、本当に悔しかったんです。言い方は悪いですが、そういう人たちを見返すためにも絶対に成長しないと、って。とにかく食らいつきました。

これからも神永さんの姿を追って行けたらと思います。それでは最後に、神永さんが今後どのような役者になりたいか教えてください。

神永:僕は今年25歳になるのですが、この歳になって、婚約している役をはじめとした“これまで経験したことのない役”を演じる機会が増えてきました。なので、いわゆる昼ドラのような不倫モノや狂気に満ち溢れた役など、役の幅を広げたいです。

「誰が演じたかわからなかった」と思ってもらえるようなカメレオン俳優になれるよう頑張るので、応援よろしくお願いします!

【編集後記】
今回は「和」を意識して撮影・インタビューを進めました。ひとつひとつの質問に丁寧に答えてくださった、神永圭佑さん。本当にありがとうございました!(高城つかさ)

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◆神永圭佑 / Keisuke Kaminaga

1994年8月12日生まれ、茨城県出身。第23回JUNONスーパーボーイコンテスト ファイナリスト。
ドラマ『花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス2011~』(2011/CX)でデビュー。
主な出演作に、ミュージカル『テニスの王子様2nd』(2012-2014)、ミュージカル『リボンの騎士』(2015)、ミュージカル『Dance with Devils』(2016-2018)シリーズ(主演)がある。
また、「SSFF&ASIA 2018いばらきショートフィルム大賞」受賞作品『IMC』(主演)、ドラマ「明日の君がもっと好き」(2018/EX)、ドラマ/舞台「男水!」(2017)、映画「デメキン」(2017)、映画『CAGE』(2017)、アプリ「あんさんぶるスターズ!」(AR)など活動は多岐にわたる。

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