高畑充希・鈴木梨央出演、森新太郎演出の舞台『奇跡の人』が本日、東京芸術劇場プレイハウス(池袋)にて初日を迎える。
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https://horipro-stage.jp/stage/mw2019/
初アニー・サリヴァン役 高畑充希・初舞台 鈴木梨央『奇跡の人』本日開幕!
実力派キャストが集結し、奇跡の実話を描く
家庭教師アニー・サリヴァンと三重苦の少女ヘレン・ケラーを題材にした本作『奇跡の人』は1959年にニューヨーク、ブロードウェイで初演された。現在も各国で上演されており、日本でも大竹しのぶ、寺島しのぶ、菅野美穂、鈴木杏、田畑智子、石原さとみ、木南晴夏といった女優たちが名を連ねてきた。
演出は前回の2014年公演に引き続き、日本を代表する演出家の一人、森新太郎が務める。数々の演劇賞を受賞している森だが、過去自分が演出した作品を再び演出するのは今回が初めて。稽古場でより精度を高め、新たな魅力が随所に光る作品に仕上がった。
扉と窓が点在する、クラシカルな壁に囲まれた舞台空間が印象的で、照明によって様々な表情を魅せる。第二幕の食卓シーンにて行われるアニーとヘレンのバトルは、台本上では10ページに渡り、台詞無し、動きの指示となるト書きのみとなっており、高畑充希と鈴木梨央の本気のファイティングが舞台上で行われる。終了後は客席から自然と拍手が起こる程の、圧巻のシーンだ。
映画、ドラマ数々の作品で実力を高め続けている高畑充希はヘレン役を2度演じており、今回新たにアニー・サリヴァン役に挑む。決して諦めることのないアニーの意志の強さを、成熟した演技で見せる。また、今回が舞台初挑戦となる鈴木梨央も、森の演出を一身に受け、持ち前の勘の良さでヘレン・ケラーを体現した。そして二人を取り巻く家族には、ヘレンの父アーサー・ケラーに益岡徹、母ケイト・ケラーに江口のりこ、義兄ジェイムズ・ケラーに須賀健太、さらに久保田磨希、原康義、増子倭文江、青山勝らと実力派キャストが顔を揃え、作品に厚みをもたらしている。どの役も非常に人間味溢れて、見応え充分だ。
上演時間は3時間15分(休憩10分×2回の時間を含む)。
公演は同劇場で4月29日(月祝)まで上演した後、5月には富山、鳥栖、大阪、浜松の全国4箇所で上演される。
▼公演詳細 https://horipro-stage.jp/stage/mw2019/
<東京公演当日券のご案内>
当日券は、毎公演開演の1時間前より東京芸術劇場プレイハウス当日券窓口にて先着順にて販売いたします。
当日券料金:S席9,000円、立見5,500円
【注意事項】
※当日券はお一人様1枚の販売となります。
※各回の当日券状況についてはホリプロステージ当日券情報( https://horipro-stage.jp/today/ )をご確認ください。
※立見はS席の販売終了後、ご案内いたします。
※未就学児入場不可
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初日を迎えた高畑充希、鈴木梨央、森新太郎からコメントが届いた。
■高畑充希(アニー・サリヴァン役)
今回で『奇跡の人』への出演は3度目となりますが、今まではヘレン・ケラー役として出演してきて、今回初めて言葉を発することが出来るので、この舞台の台詞の面白さや深さに気づかされています。
梨央ちゃんは若干14歳ながら経験も豊かで、森さんに言われたことを具現化することが凄く早く、本番でも私の方がヘマしたりしそうな気がしますが(笑)、梨央ちゃんがいてくれたら大丈夫な気がしているくらい、安心感があります。
アニーとヘレンの「奇跡」は勿論ですが、家族皆がそれぞれ「奇跡」を見つけていく様が本当に素敵な作品なので、そこも見逃さず注目してもらえたら嬉しいです。
■鈴木梨央(ヘレン・ケラー役)
初めての舞台で、今日まで1ヶ月以上、共演者の皆様と一つになって頑張ってこられたこと、この舞台に立てることが本当に嬉しいです。自分なりのヘレン・ケラーを演じられるよう頑張りたいと思います。
また、高畑さんの映像とは違った舞台での姿を間近で見られたことやアクションや動きなどのアドバイスを沢山いただき、とても勉強になりました。
来てくださるお客様には、何か苦しいことや辛いことがあった時などこの作品を観て少しでも勇気づけられたり、元気を出してもらえたら嬉しいです。
■森新太郎(演出)
高畑は念願のアニー・サリヴァン役ということで、2014年の舞台を一緒に作った身としては彼女のアニーを見るだけで、胸がいっぱいになる想いですね。当初の予告通り、高畑にしか出来ないようなアニーを演じてくれています。色んな名女優達の「奇跡の人」を、お客様はご存知かとは思いますが、今まで見たことがないようなサリヴァン先生を、あのちっちゃい身体で(笑)出し惜しみをせず見せてくれています。
梨央は猛烈に緊張しているとも思いますが、とても初舞台とは思えないほど、伸び伸びとやってくれています。ヘレン・ケラーという役は、三重苦という我々の範疇を超えている点で非常に難しい役作りとなります。それでも梨央なりに限界まで想像力、身体能力を活かして挑戦してくれています。
よく二人で団子状になって、ここまで駆け上がってくれたと思います。お客様が入ることで、更にどこまで駆け上がるか、予測不可能です。
<あらすじ>
アラバマのケラー家。アーサー・ケラー大尉(益岡徹) とその妻 ケイト(江口のりこ) がベビー・ベッドを心配そうに覗き込んでいる。1歳半の娘 ヘレン・ケラー(鈴木梨央) が熱を出したのだ。やっと熱が下がり安心したのも束の間、ヘレンは音にも光にも全く反応しなくなっていた……。
それから5年。それ以降、ヘレンは見えない、聞こえない、しゃべれない世界を生きている。そして、それゆえ甘やかされて育てられたヘレンは、わがまま放題。まるで暴君のように振る舞うヘレンを、家族はどうすることもできない。そんな折、ボストン・パーキンス盲学校の生徒 アニー・サリヴァン(高畑充希) の元に、ヘレンの家庭教師の話が舞い込んでくる。誰もがお手上げの仕事ではあったが、孤独で貧しい環境を20才まで生きてきたアニーは、自立という人生の目標を達成するため、初めて得た仕事に果敢に挑戦しようとする。
はるばる汽車を乗り継いでケラー家にたどり着いたアニー。アーサー、そしてヘレンの義兄 ジェイムズ(須賀健太) は、余りにも若い家庭教師に疑念を抱くが、ケイトだけはアニーに望みを掛ける。そして、アニーとヘレンの初対面の時。ヘレンはアニーに近づき、その全身を手で探る。それはふたりの闘いのはじまりだった……
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