2018年12月21日（金）東京・オルタナティブシアターにて“斬劇『戦国BASARA』蒼紅乱世”『蒼』THE PRIDEが開幕した。アクションゲーム『戦国BASARA』が原作の本作は、舞台化シリーズ第15作目。完全最新作として上演される“斬撃『戦国BASARA』蒼紅乱世”では『紅』未来への誇りと『蒼』THE PRIDEの2作連続上演という初の試みを見せる。ここでは、『蒼』THE PRIDE上演初日前に行われたゲネプロと初日会見の様子をお届けする。
囲み会見には、出演者より眞嶋秀斗（伊達政宗役）、沖野晃司（石田三成役）、伊阪達也（前田慶次役）、橘 龍丸（山中鹿之介役）、汐崎アイル（後藤又兵衛役）、寺山武志（最上義光役）、末野卓磨（竹中半兵衛役）、佐々木 崇（豊臣秀吉役）の8名と、構成・演出・映像を手掛けたヨリコジュン、企画・原作監修の小林裕幸（CAPCOM）が登壇。先日千穐楽を迎えた紅から引き継ぐ思いと、意気込みを語った。
主演・伊達政宗役をを務める眞嶋秀斗は、シリーズ初の2作展開に触れながら「蒼は現代に通ずるお話なのではないか」とコメント。「激動の時代のなかで、何を楽しみとして、何に向かって誰とどのように生きていくのか、自分自身考えさせられながら初日までこうして一丸となって進んできました」と、戦国武将を演じながら現代とリンクする要素を探した稽古中のエピソードを披露。最後には、「BASARAファンにはもちろん、殺陣で2018年をスカッと締めくくりたい方々、そして戦国時代に興味がある方々、いろんな皆さんに見に来ていただきたいと思っています。よろしくお願いします」と締めた。
『蒼』はサブタイトルが「THE PRIDE」ということで、各登場人物の自尊心がぶつかり合う物語となっている。それぞれが思い出や熱い気持ちを抱えながら、守るべき約束や存在のために戦いを繰り広げてゆく。また『紅』のように映像を使ったパフォーマンスをしており、真田幸村（演：松村龍之介）をはじめとしたキャストが映像出演。回想シーンを通してより伊達政宗と真田幸村の友情が伝わる仕組みになっている。
さらに『紅』はヌンチャクや鉄球などの武器で闘うシーンが多く笑いが散りばめられている一方で、『蒼』は刀を使ったアクションシーンが豊富で、戦国BASARAの世界観を忠実に再現。そのため『紅』を観た人にとっては世界観がより広がる作品であり、『蒼』のストーリーのみでも「いつもの戦国BASARA」を楽しめる。
“斬劇『戦国BASARA』蒼紅乱世”『蒼』THE PRIDEは、当為教・オルタナティブシアターにて2018年12月21日（金）～12月30日（日）まで全13ステージ上演。なお、“お笑い”に特化した限定オリジナル演目である「笑劇」もある。2018年を締めくくる舞台を観に、ぜひ劇場まで足を運んでいただきたい。詳しくは公式ホームページ（https://www.basara-st.com/）まで。
