――昨年上演された舞台『笑う吸血鬼』は初主演作品ですね。
「『笑う吸血鬼』は初主演舞台であり、フリーランスになって一本目の作品でした。演じた毛利耿之助と僕には似ている部分がたくさんあって、役を通してコンプレックスを感じていた自分を卒業し、成長できたと思っています」
――役と向き合い、演じることで自分自身も成長していく、ということですね。
「はい。そして、演出家の山崎彬さんとご一緒して、芝居の観方や考え方が変わった作品でもあります。テニミュが『これから役者をやる』と決めた舞台だとすれば、笑う吸血鬼は『これからも芝居を続けたい』と感じた舞台です」