2018年10月6日(土)東京・三越劇場にて舞台「若様組まいる~若様とロマン~」が開幕した。原作は畠中恵による人気小説「若様組」シリーズ。舞台化第3弾、そして最終章となる本作は「若様組まいる」「若様組まいる~アイスクリン強し~」につづき、明治時代を舞台に繰り広げられる群像劇である。
脚本・演出は「拙者ムニエル」主宰であり「けものフレンズ」「私のホストちゃん」「ママと僕たち」などの作品を手がける村上大樹が担当。入江甚儀を筆頭に、宮﨑香蓮、原嶋元久らが出演する作品だ。ここでは、初日に先立って行われた囲み会見とゲネプロの様子をお届けする。
囲み会見には入江甚儀、宮﨑香蓮、原嶋元久、宇野結也、井澤巧麻、安川純平、伊崎龍次郎、森田桐矢、岡田達也の9名が登壇。意気込みや稽古場でのエピソードを語った。
時は明治。江戸時代に活躍していた武士(旗本)「若様組」は、明治時代に突入し、下っ端の警官としてはたらいていた。
物語は、成金・小泉琢磨(演:岡田達也)の家に長瀬健吾(演:入江甚儀)率いる「若様組」、『風琴屋』を営む西洋菓子職人・皆川真次郎(演:原嶋元久)、ふたりの幼なじみであり小泉の娘・沙羅(演:宮﨑香蓮)らが集められるシーンからはじまる。
そこで告げられたのは若様組の「お見合いをはじめる」こと。小泉は、開戦を支持する一派を抑えるべく仲間をあつめようとお見合いを企てたのだ。
園山薫(演:宇野結也)から順番に縁談が行われるなかで、彼らはお見合い相手のあらゆる悩みを解決。さまざまなハプニングを乗り越えながらも愛を実らせてゆくのだった。
一方で、皆川真次郎は西洋菓子づくりを学ぶべく、亜米利加(アメリカ)へ渡るか悩んでいた。おなじく沙羅も「自分のやりたいこと」について考え、あることを決意するのだが―――。
はたして、若様組は生涯をともにする伴侶に出会えるのか。皆川と沙羅、そして沙羅に想いを寄せる長瀬の三角関係の行方はどうなるのか。劇中では、若様たちのあつまる「牛鍋屋」や女学生による「運動会」など明治時代の文化も取り入れられている。ぜひ、三越劇場にて明治の世界を体感していただきたい。
舞台「若様組まいる~若様とロマン~」は2018年10月6日(土)~21日(日)まで東京・三越劇場にて上演。ドレスコード特典やアフターイベントなども開催決定。詳しくは公式ホームページ(https://www.mmj-pro.co.jp/wakasamagumi/)まで。