2018年9月27日(木)東京・CBGKシブゲキ!!にてエンターテイメント集団“Candy Boy”初の舞台公演「Théâtre de Candy Boy 第一回公演『BON BON』」が開幕した。
エンターテインメント集団“Candy Boy”は「何気ないいつもの日常にちょっぴりファンタジックなやすらぎと優しさを提供する」をテーマに活動するユニットだ。メンバーは、松本ひなた、釣本南、福留瞬、川井雅弘、安孫子宏輔、前田大翔、山本大智、奥谷知弘、堀海登の9名。2015年8月より開始された定期公演「Candy Boy CAFÉ」ではカフェを借り、観客にスイーツを提供しながらオリジナルストーリーの芝居や歌・ダンスなどのパフォーマンスを披露。2018年5月から6月にかけて開催した東名阪ツアーは完売、7月から8月にかけて開催した3周年記念公演ではおよそ1800名の観客を動員した、いま大注目の人気エンターテインメント集団である。
舞台「Théâtre de Candy Boy」は全7公演・2部構成。1部ではオリジナル脚本による舞台を、2部では定期公演「Candy Boy CAFÉ」でもお馴染みのライブパフォーマンスを披露する。プレ公演前に行われたゲネプロには奥谷知弘、堀海登をのぞく7名が登壇。本記事ではゲネプロの様子をお届けする。
ここは、1944年のフランス・グルノーブル。物語は、ドイツ・ナチスの占領下に置かれたグルノーブルの無人ホテルにアダム(演:松本ひなた)、ボリス(演:釣本南)、カミーユ(演:福留瞬)、シャルル(演:川井雅弘)、デュポン(演:安孫子宏輔)ら5名の若者がたどり着くところからはじまる。彼らは、反独・反全体主義の運動を行う『マキザール』。なんとか母国から逃れ、ホテルに到着したのだった。
そこにナチスの将校であるハイネマン(演:久ヶ沢徹)と部下であるデーゲンハルト(演:前田大翔)マルコ(演:山本大智)たちが現れ、5名の若者たちは行き場を失ってしまう。「どうすれば生き延びることができるのか」。必死に考えた若者たちは、ハイネマンらを欺くある”秘策”を思いつく。その秘策が「ホテルの従業員に変装する」こと。シェフ・ベルボーイ・パティシエ・ウェイター・支配人に変装し、ホテルの従業員として振舞うのだった。
一晩で終わらせられると思ったものの、ハイネマンらは長期滞在を希望。若者たちはホテルの従業員として演じ続けるが、ある日ユダヤ人の兄弟ピエール(演:奥谷知弘/ゲネプロ・プレ公演のみ:長谷川慎也)、ガブリエル(演:堀海登/ゲネプロ・プレ公演のみ:佐藤圭介)が現れ、物語は大きな展開を迎える――。
果たして若者たちは生き延びることができるのか。90分間ホテルで進められる「物語」を、しっかり目に焼き付けていただきたい。
2部のライブパフォーマンスは定期公演「Candy Boy CAFÉ」でもお馴染みのナンバーを披露。”Candy Boy”の魅力で詰まった時間となるだろう。
舞台「Theatre de Candy Boy」は2018年9月27日(木)~9月30日(日)東京・CBGKシブゲキ!!にて上演。詳しくは公式ホームページ(https://candy-boy.jp/special/stage/)まで。