栗山民也氏が演出を手がけ、出演者は男2人とピアノ1台のみという異色のミュージカル『スリル・ミー』東京公演(全40公演)のチケットが発売開始からわずか30分で完売した。
現在上演中ミュージカル『シティ・オブ・エンジェルズ』(演出:福田雄一、W主演:山田孝之)のチケットもわずか1時間で完売し、両作品で主演する柿澤勇人の出演作品が2作連続で即完し、演劇界で大きな注目を集めている。
柿澤は、2007年に100倍以上の難関を突破し劇団四季の養成所へ入所。 同年にデビューし、『ライオンキング』などで主演、2009年にはミュージカル『春のめざめ』で日本初演キャストとして主演に抜擢されミュージカル界の新星として注目を集める。
同劇団を退団後も、『デスノートTHE MUSICAL』や『フランケンシュタイン』『メリー・ポピンズ』等、数々の作品のメインキャストを努める一方、蜷川幸雄演出『海辺のカフカ』(来年5月に再演予定)や彩の国シェイクスピア・シリーズ『アテネのタイモン』などミュージカルのみならず幅広く活躍し、今、演劇界で最も注目を集める次世代スターである。
柿澤の最新出演作となるミュージカル『スリル・ミー』は、2005年のオフブロードウェイで開幕し、その後アメリカ、ロンドン、オーストラリア、ギリシャ、韓国、ドイツと、世界各国で上演されるという快進撃を今なお続けている。 2011年の日本初演では、日本演劇界を代表する演出家の栗山民也氏が若き才能たちと共に、ミュージカルでもストレートプレイでもない、ストレートミュージカルと呼ぶにふさわしい新たなジャンルの作品を世に送り出した。 初演以降、再演の度に毎公演チケットが完売、劇場には当日券を求め、連日50人以上が列をなすなど、熱狂的な反響を呼んでいる。
前回公演から4年ぶりとなる2018年上演キャストには、日本初演時より絶大な人気を誇る、松下洸平×柿澤勇人ペア、そしてもう一組には、本作品の新キャストとして演劇界きっての実力派、成河×福士誠治ペアという演劇ファン必見のキャストが終結している。
舞台は、12月14日~翌年1月14日まで東京公演(東京芸術劇場シアターウエスト)が行われる他、同19日、20日に大阪公演(サンケイホールブリーゼ)、同25日に愛知公演(名古屋市芸術創造センター)が行われる。
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