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【レポート】「舞台 増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 向かい風100%」 恋も友情もいつだってフルカウント!

両親と喧嘩をし家を出てしまった夢野カケラは、姉、そして増井田先生に出会い、簡単に影響され、甲子園をさっさと忘れ漫画家を志すようになる。

そして後に重要人物となるマンガ博士と出会い、教えを乞い、すげなく断られる。

幼馴染の急な心変わり、揺れ動く三上ドブ子の前には恋に効くという宇宙人ストラップマンが現れ、あれやこれやと三上ドブ子と行動を共にすることになる。同じ頃、受手マモルの家にも宇宙人プペポくんが。彼らは彼らで宇宙人の力や助言を得て、この青春物語を生き抜くことになる。

ざっとあらすじをおさらいするだけでも、怒涛の展開の本作。舞台上でこれでもか!というほど繰り広げられるギャグ。息継ぎする暇もないほどとなっている。こういった舞台では、役者が勢いだけで舞台上で演じるだけでとなる場合が多くなってしまいがちだが、本作は違う。テンポよく、観客を置いてけぼりにならないように計算し尽くした演出がされ、ギャグシーンや怒涛の展開をまさに浴びせられるように観劇することができる。また、一見すると最初から最後までふざけっぱなしの本作ではあるが、もちろん設定自体はふざけていると言わざる得ないのだが、主人公3人組の青春の行方や、増井田先生の葛藤、宇宙人の悩み等、ハッと考えさせられるような場面もある。

見終わった後、笑いとともに何か別の物を得られるような、そんな作品「舞台 増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 向かい風100%」。本公演は9月09日(日)まで。千秋楽公演はニコニコ生放送での生中継も決まっている。是非体験してほしい。

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2.5news(編集部)

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