映画やドラマなど、さまざまなシーンで活躍する、三代目J Soul Brothersの山下健二郎が初主演を務める舞台「八王子ゾンビーズ」が、2018年8月5日(日)TBS赤坂シアターにて開幕した。
舞台「八王子ゾンビーズ」の脚本・演出は鈴木おさむが担当。主題歌はm-floが、劇中歌は☆Taku Takahashiが本作品のために楽曲を書き下ろした。
ゲネプロ公演前に行われた初日会見には、脚本・演出を担当する鈴木おさむ、主演の山下健二郎(三代目J Soul Brothers)、駿河太郎、久保田悠来、藤田玲が登壇。今回は、初日会見とゲネプロ公演の様子をお届けする。
2か月に及ぶ稽古の中で、振付師ととも考えたダンスを役者陣に落とし込んだという、山下。初めての座長だったが、「パフォーマーなのでダンスではなめられたくなかった」と、”ダンス”と呼べるレベルまで持っていけるように指導をしたそう。稽古後はご飯を食べに行ったり、隅田川の花火大会を楽しんだりと、徐々に交流を深めていったと答えた。
脚本・演出を担当した鈴木は、山下に向けて「三代目の看板を背負って戦っている感が半端ないなと思います」とコメント。最後は山下から「いよいよ今日からはじまりますけれども、みんなで青春を感じて、夏を楽しんで、この夏、最後まで怪我なく最高の舞台にできるよう頑張りますので、宜しくお願いいたします!」と締め括られた。
舞台「八王子ゾンビーズ」は、主人公のタカシ(演:山下健二郎)が12年続けたダンスのオーディションに落ちるところからはじまる。自分自身を見つめ直すために、八王子の山奥にあるお寺「希望寺」で夏を過ごすことを決めたタカシは、ある満月の夜、”ゾンビ”と希望寺の”住職”による戦いを目の当たりにする。
翌朝、住職から戦いを「見なかったことにしろ」と言われたタカシだったが、気になって再び墓場を訪れたことをきっかけに、陽気なゾンビたちと交流を深めることとなる。ゾンビたちの名は『八王子ゾンビーズ』。とある理由で成仏できず、ゾンビのままだというのだ。彼ら曰く、”満月の日にダンスを踊ると成仏できる”とのことだったが、どうもダンスが上手く踊れないらしい。そこで、タカシのダンスを見ていた『八王子ゾンビーズ』たちから、次の満月の夜までの1ヶ月間、ダンス稽古を頼まれる。
はじめは、諦めたダンスを教えることに戸惑いを感じるタカシだったが、墓場の清掃員・海(まりん/演:隅田美保)やホームレス・太山(ふとやま/演:酒井敏也)らに励まされながら、ダンスを教え続ける。
ダンス稽古を進める中で、住職たちの思惑を知ったタカシ。”希望寺”と”八王子ゾンビーズ”の間で揺れるタカシは、どう動くのか。果たして『八王子ゾンビーズ』たちは無事に成仏できるのか。ダンスや殺陣、フリースタイルにおならバトル(!?)のなかで繰り広げられる人間模様にも注目だ。
舞台「八王子ゾンビーズ」は2018年8月5日(日)から19日(日)までTBS赤坂ACTシアターにて上演。劇中では、グッズで販売されるタンバリンや拍手、掛け声(※役名に限る)を出しながら観客らがともに作品を盛り上げる『応援上演』も。ダンス稽古に励む『八王子ゾンビーズ』たちの”応援”をしてみてはいかがだろうか。
また、千秋楽公演は全国各地の映画館にて生中継が決定! 劇場に足を運べない方は、ぜひライブ・ビューイングで見守っていただきたい。詳しくは、公式ホームぺージ( http://www.hachioji-zombies.com/ )にて。