「CLUBノリを持ったHIP HOPな曲です」(塩田康平)の言葉に続いて流れたのが、『HIP HOP』。ヘヴィでダウナーなデジタルビートの上でラップをかます塩田康平、ギターを置いた山口賢人は歌で魅力を発揮。2番からは、山口賢人もラップに参加。サビでは、会場中の人たちと一緒に雄叫びを上げる場面も。クールな楽曲の上で、2人の凛としたラップや歌声を味わえれば、ダウナーな楽曲の中にもしっかり熱くノレるグルーヴを描き出してゆくところは、流石だ。
勢いを加速させるように、ここからはメンバーどうしでフリー『SESSION』タイムへ。ファンキーでロックなグルーヴの上で、塩田康平と山口賢人が自由に言葉を泳がせる。気持ちの沸き立つままに言葉を撃ち放て。魂が揺れるままに観客たちと一緒に騒ぎ倒せ。途中、ライブを観に来ていた「ハイキュー!!」のキャストたちを舞台へ呼び入れダンスバトルへ興じる場面も。このフリーダムなセッションが最高じゃない。そんな無法地帯なライブこそが、BUCKSの真骨頂だ。