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【3.0レポート】Rock Musical 『5DAYS 辺境のロミオとジュリエット』

演劇の題材としてはお馴染みの【ロミオとジュリエット】をロックミュージカルにアレンジした本作。
時代はこの世の中にあるはずのどこかの国【グラント】。
まずはロミオにあたるハワル(東啓介)が、仲間のポドフ(柳下大)・ナウチ(中山義紘)と共に【デルヒ】と呼ばれる街から対立する【ゼムリャ】へ忍び込むところから物語は始まる。
ハワルには以前思いを寄せている女性がいた。
ところが、仲間たちと飲みに行った酒場で踊っていた踊り子リェータ(豊原江理佳)と偶然出会い、余りにも熱烈に惹かれあってしまう。
思いを寄せていた女性のことなどどこへ行ったかのように、仲間に彼女のことについて熱く語るハワル。
挙句の果てには、早急に結婚したいなどと言い始める。
ところが、その踊り子は街の血気盛んな集団のリーダーであるシーラ(大山真志)の妹で、なぜか将来彼の妻になることを定められていた。

なんとしてでも彼女と一緒になりたいハワル。
だが二人のヒリついた熱風のような情熱が、次々と嵐のような波乱を巻き起こしていく。
そう、わずか5日間の間に…。

基本的なロミオとジュリエットの流れを踏襲しながら、オリジナリティも加えられており、若手からベテラン俳優までが圧巻の歌唱力やダンスで、オリジナルの世界を見せてくれる。
舞台構造がシンプルなだけに、役者の実力がはっきり見えるこういった形の舞台は、役者としては緊張するものであろう。だが普段から舞台で鍛えられている人員がメンバーなので、ミュージカル性は抜群。
特に大ベテランマルシア氏の存在感は圧巻であろう。
そして、舞台構造を利用した、みていると「お尻が破ける!(笑)」と思う場面も、個人的には面白かった。

是非劇場で体感いただきたい。

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2.5news(編集部)

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