囲み会見に応じたのは、主人公でDYDARABOTCHのヴォーカル片山始 役の佐藤流司さん、その兄で元 The CROW ギター、クリムゾン・スカイ・レコード社長片山亮 役の染谷俊之さん、The DIE is CAST ヴォーカルの逢坂翔平(SHO) 役の崎山つばささん、そして舞台版で初登場となる元 The CROWのヴォーカル桐山純哉 役の荒木宏文さんの4名。
今回の舞台の見所として佐藤さんは、「明るく元気に活発なDYDARABOTCHの表現に更に磨きをかけ、更に明るいDYDARABOTCHになっていると思います。テンションの高い明るい舞台になっています。」と、お芝居部分についてアピール。
染谷さんは、「今回バンドの生演奏が楽しめるのが見所だと思います。ライブに来たように楽しむこともできますし、ライブとは違いお芝居もあるので、全部ひっくるめて楽しめる舞台になっています。」と、今回の舞台「御茶ノ水ロック-THE LIVE STAGE-」の特徴の一つである俳優陣による生演奏と演技のミックスについて語った。
続いて崎山さんは、「ドラマから始まったこの作品、ドラマの時点で役作りはばっちしでしたが更に細かく深く表現しています。舞台ならではのメンバーとの関係性を楽しんでもらえればと思います。」と、ドラマから更に掘り下げられたキャラクター性に言及。
そして舞台版で初登場となる荒木さんは、「僕の役として、ドラマ版で兄弟の確執が一息ついたところで波を起こすキャラクターでとなっています。音楽や兄弟、バンドメンバーとの絆がテーマとなっているこの作品、そのテーマを強固なものにするために、しっかりと波を起こしていこうと思います。」と、自身の演じる謎めいたキャラクターについて語った。
続いては、出演陣との絆についての質問に。それに対して佐藤さんは、「毎日ジャンケンに負けた人が、お昼ご飯を片付けたりジュース買ってきたりというようなことをしていました。負けた人は周りから罵詈雑言を浴びせられます。ロックでフラットな絆がある関係です。」と、楽屋でのエピソードを披露し、他の3人からは「それは絆なのか?」というツッコミが入った。
崎山さんは、「バンドを組んだのは初めての経験なので、最初は感覚がわからなかったのですが、スタジオでの練習で演奏しているうちに、会話をしているのような演奏をすることができ、味わったことのない仲間意識を持てました。」バンドならではの絆について語った。
そして最後にこれから本公演を見るお客さんへの一言として、佐藤さんは「ライブもあって、お芝居もあってと目まぐるしく早いテンポで進む作品です。あまりのテンポの速さに演じている側も、同じことが毎回できないくらい新鮮な気持ちで演じています。見にくる皆様も新鮮な気持ちで、演技も演奏も楽しんでもらえたら嬉しいです。」とコメントし囲み会見を締めた。