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【レポート】ミュージカル「Dance with Devils~Fermata(フェルマータ)~」

ミュージカル「Dance with Devils~Fermata(フェルマータ)~」

3月15日AiiA 2.5 Theater TokyoにてDance With Devils~fermata~のゲネプロが行われた。
第1弾ではリツカとレムが結ばれるエンディングを迎え、第2弾ではリツカとレムが結ばれるエンディングとリツカとリンドが結ばれるエンディングがそれぞれ描かれましたが、第3弾となる今回の公演も、CalmaとEleganteの2つのエンディングが描かれる。

妖艶な感じから始まる舞台。豪華な舞台セットや演出でダンデビの美しさが際立っている。
曲に入った瞬間は透き通った迫力のある歌声に圧倒される。一方でギャグのようなシーンもあり、笑い声が客席から聞こえた。
キャラクターが葛藤も感じつつリツカに引かれていく中で、どんな選択をしていくのかそこに注目して楽しんでほしい。また、最後には今回もミニコンサートが開催される。その際はペンライトを降ることができるので、ぜひ推しキャラの色に変えてキャストたちも美しい顔を目の前に楽しんでほしい。

また、ゲネプロ前に囲み取材が行われた。

神永圭佑(鉤貫レム役)

今回は内容が変わるということで続投組は前回をこえるイメージでやっていまして、今回から初参加のキャストも食らいつくようなお互いがお互いを刺激しあって高め合ってきた印象があります。演出の三浦さんからは「今回は絶対にいけるから信じてついてきてほしい」と言われ、信じて頑張って行きたいと思います。役者の追求する時間っていうのも長かったなと稽古場で無駄な時間を過ごしている人ってあんまりいなかったなと役に打ち込んでいる時間、作品のことを考えている時間が前回よりさらにあったなと思うので、そこは舞台上で現れてくると思います。

高野洸(立華リンド役)

初めてダンデビに参加したと言うこともありますし、2つのストーリーをやると言うことで稽古はじめる前はプレッシャー、焦りもありましたけど、稽古1ヶ月やって「できたんだな」と思って、頑張りたいなと思っています。イケメンな悪魔がいっぱいいますけど、その中にもお兄ちゃんとヴァンパイアな一面とか他と違った自分を際立たせると言うかそこをちゃんと主張できるように頑張りたいと思います。香さん(脚本・演出)からもお兄ちゃんらしさを稽古で身につけてほしいって言ってましたし、リツカとの絡みもたくさん稽古してきました。

山崎晶吾(楚神ウリエ役)

ウリエ役が僕で3人目になるんですけど、1回目2回目に恥じぬよう繋いできてくれたバトンを僕がしっかりと受け止めて頑張りたいなと言う気持ちです。ウリエがすごく女の子にモテると言うことですごい自分に自信がある強気感を作って行きたいなと思っておりまして、演出の三浦さんにも自信をつけるために「街中でナンパをしてこい。実際に100人くらい声かけてこい」ということを言われたんですけれども(笑)実際に行ってないんですけれども、そんな感じで自信を持てるように頑張っていました。何回見ても新しい発見が同じセリフでも感じが違かったりするので何度見ても楽しいと思います。よろしくお願いします

吉岡佑(南那城メイジ役)

前回、前々回を超えられるように新キャストとも試行錯誤しながら話し合いながらみんなで作り上げた舞台になっておりますのでぜひ皆さんに楽しんでいただけたらなと思います。メイジはオラオラ系なので俺様なのでちょっとふとした時にヤンキーちっくになってしまう面があって、香さんにヤンキーじゃないからと言う指摘をいただいて、確かにと感じた。妖艶なところもあるのでそう言うところも気をつけなくてはいけないなと感じました。キャラの関係性とか色々あると思うのでそこを見ていただければなと思っております。セットも豪華なので今回もびっくりするところが多々あると思います。

安川純平(棗坂シキ役)

新キャストも交えてやっぱり1ヶ月ずっと稽古してきてダンデビらしい空気感ができたなと思っているので、それがお客さんに届くように一生懸命頑張りたいと思います。稽古した時に香さんに言われたのが「気持ち悪いな」と言われました。僕の役自信台詞の中でも気持ち悪いなお前と言われる役なので、いいんですけど、ウリエがナンパしろって言われてたので俺なんかありますか?って聞いたら「あんたもう気持ち悪いから大丈夫」って言われたので気持ち悪いを追求して行きたいなと思います(笑)今日から25日まで皆さんがぞくぞくしてくれる、楽しんで帰ってくれるように毎公演頑張りたいと思いますのでよろしくお願いします。

内藤大希(ローエン役)

今回の2パターンがゲームに忠実と言うかお客さんがルート選びながら最終的に物語を終わりまで導いていくと言う感じになっているので、とても見てもらえるのが楽しみです。お客さんをリツカとしてどうやってこの空気感を変えていくかということを香さんに指摘されて、やればやるほど役をわかっていると思いながら、自分と役が混じっちゃう感じがあったのですけれど、一回初心に帰ってローエンという役を見つめ直すそういう機会がもてた稽古期間だなと思いました。本編終演後のミニコンサートが初演の時からあるんですけれども、やるたびにお客さんの熱量がいただけるなということを感じるので、本編中は声を出したりすることはできないんですけれども、ミニコンサートで思いの丈を僕たちに届けてくれたらいいなと思います。

北川尚弥(マリウス役)

今回初登場するキャラクターマリウスなので皆さんにマリウスの魅力を届けられるよう精一杯頑張りたいなと思っております。僕は今回語り手という立ち位置でここにいるだれとも絡みがないんですけれども、稽古場も結構一人でいることが多かったです(笑)それがマリウスというものを作り上げていくのにも役に立ったかなと思います。見所がたくさんあって目が何個あっても足りないところがたくさんあって本当に皆さんに集中して見ていただきたいなと思っております。よろしくお願いします。

田中涼星(ジェキ役)

前回と違って今回はすごくストーリー自体もミックスされていて完全に新鮮な感覚で稽古初日からやれていたと思うので今後の本番を楽しんできただけたらと思います。香さんとワンパターン化すると面白くないよねと話していて、もうちょっと広がりを見せていけたらいいよねっていう。今のままだと本物のオネエに怒られちゃうからもっと広げていこうって色々探りながら自分のキャラを色々考えて広がりを見つけていけたのかなと思います。

最後に田中さんの「小鳥ちゃんたち全公演いらっしゃい。」という言葉で囲み取材は終了した。

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2.5news(編集部)

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