Categories: レポート

【レポート】舞台「文豪ストレイドッグス」

なお、ゲネプロ後に囲み会見があった。登壇したのは鳥越裕貴(中島 敦)、多和田秀弥(太宰 治)、輝馬(国木田独歩)、橋本祥平(芥川龍之介)、植田圭輔(中原中也)。まず最初にフォトセッションで、キャラでポーズ。それから質疑応答が始まった。座長の鳥越裕貴は「(作品の)新たな魅力を!」とコメントしたが、アニメともコミックとも異なる魅力を放っていた舞台版。橋本祥平は「みんな、この作品が大好き!早く観て頂きたい」と語る。彼のガッチリとした悪役ぶり、普段の本人とは全く違うので、ここはチェック。また、鳥越裕貴は「敦の成長を観て頂きたい」と語る。また多和田秀弥は「太宰はいろんな想いをぶつけられている」と評した。輝馬は「僕が出てないところも見どころ満載」と語り、橋本祥平は「いろんな技術を取り入れつつ……個人的には(自分が)一番!技を出してる!!」と芥川龍之介、“プッシュ”発言。負けじと植田圭輔も「中原中也は本当にかっこいい男!」と自分推し。
さて、もし、自分が何か異能を持つとしたら??な質問に鳥越裕貴は「(ギャグや冗談が)スベらない能力(笑)」、これには皆、大きく頷く。橋本祥平も「(笑いがとれる)百笑い」と重ねてきたが、ここで多和田秀弥が「眠くならない能力が欲しい」とちょっと切実(!?)。植田圭輔が「みんなが幸せになれる能力」と言ったとたんに他の共演者全員が大きく笑った。ここからお互いにツッコむようになり、鳥越裕貴が「天然ちゃんが多い!」と言い、なんでも“ボケ”が多いらしく、さらに鳥越裕貴は「みんな、マイペース!稽古場から!」と発言し、さらに大笑いで、なんだか楽しそう。また演出家が一番楽しんでいるらしく多和田秀弥が「こんなお笑いの演出家おるの?」と演出家本人がいないことをいいことに……。さらに橋本祥平は「役者のことを本当に愛してくれてます。稽古中に(植田のことを)『植ちゃん、植ちゃん!』と叫びすぎて喉を枯らしていました」と心温まるエピソードを披露した。
最後に鳥越裕貴が「愛を増し増しで返したい!ぜひ劇場で体験してほしいですね、“演劇”を!」とハートフルなコメントで会見は無事に終了した。

<あらすじ>
孤児院を追い出され、ヨコハマを放浪する少年・中島敦は、鶴見川で入水していた太宰治を助ける。それをきっかけに、敦は太宰が所属する探偵集団・武装探偵社が追う「人食い虎」の捜索を手伝うことになる。
太宰と共に虎の出現を倉庫で待つ敦に対して、太宰は敦こそが虎の正体だと告げる。実は敦は無意識のうちに異能「月下獣」で虎に変身して徘徊しており、それゆえに孤児院を追い出されていた。
敦は自分の能力を制御出来ず、太宰に襲いかかるが、太宰は相手の能力を無効化する異能「人間失格」を発動して、敦を鎮静化させ、さらに敦が武装探偵社に入社出来るよう尽力する。
入社試験を経て武装探偵社に入社した敦だったが、ヨコハマの港を縄張りにする兇悪なマフィア・ポートマフィアの構成員・芥川龍之介が敦を狙っていたのだった。

Page: 1 2 3 4 5 6

2.5news(編集部)

2.5news(編集部)