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【レポート】舞台「文豪ストレイドッグス」

独特のマイム的な動きが特長の演出が冴え渡る。アンサンブルの活躍、あるときは鶴見川の水に、通行人に、異能を表現したり、また携帯電話になったり、と大忙し、その身体能力の高さは目を見張るものがある。もちろん、異能を操るキャラクター達も負けてはいない。アクションに芝居にマイムに、大奮闘する。中島敦役の鳥越裕貴が、本人の持ち味であるちょっとコミカルな雰囲気がキャラクターにマッチする。また、ヒール役にあたる芥川龍之介役の橋本祥平が、もう徹底してダーク!過ぎるくらいにハマる。冷酷非情、黒い外套が特徴のポートマフィアの一員、能力名は「羅生門」。この「文豪ストレイドッグス」に出てくる異能は文豪の代表作品の名がついているが、原作を知っていれば面白さは倍増、セットのパネルも昔懐かしい原稿用紙のイメージ。太宰治(多和田秀弥)の自殺願望はもはや“お約束”だし、国木田独歩(輝馬)は理知的で現実主義者、なんだかんだと言いながらも太宰治のよき相棒だ。ちなみに彼の異能は「独歩吟客」。手帳のページを消費する代わりに書いた言葉の物を具現化できる。名前の元になったのは彼の数あるペンネームのひとつ。

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2.5news(編集部)

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