いよいよ今公演から全国大会。青学(せいがく)と、テニミュ初登場となる不知火知弥(しらぬいとも や)と新垣浩一(あらがきこういち)が加わりパワーアップした沖縄のダークホース 比嘉との対決が描かれる。また、越前リョーマ役の阿久津仁愛を除く、来春卒業が決まった現青学(せいがく)11名の本公演への出演は今作が最後となる。
幕開きはいつものテニスボールの音、拍手から始まる。沖縄の比嘉中は沖縄ならではの練習方法を取り入れており、部員全員が引力を利用して初動を見せずに瞬時に相手との距離を詰める移動法「縮地法」を使いこなす。全国大会では六角中を破り、青学と対戦することに。この試合が、今回の最大のハイライトとなる。部長の木手永四郎(武藤賢人)、非情で 冷徹なプレイスタイルから「殺し屋」の異名で怖れられている。また、類希なバランス感覚の持ち主で複数の武術を修得する等、なかなか手強い相手だ。また副部長の甲斐裕次郎(吉澤 翼)もまた、曲者で裏手で低く構えてギリギリまでボールを引きつけて放つ「海賊の角笛」が得意技。