「マンガ大賞」、「このマンガがすごい!(オトコ編)」(宝島社)ともに2014年から3年連続ランクインし、先月にはフランスのSF専門出版社「ActuSF」が選ぶ「歴史改変SF大賞」に選出という日本の漫画初の快挙を果たした、三部けい原作の人気コミックを映像化するNetflixオリジナルドラマ「僕だけがいない街」が12月15日(金)より全世界配信致します。
主人公・藤沼悟は時が巻き戻る【リバイバル】という現象により、母親を殺害した犯人を突き止めるために18年前までさかのぼります。自身が小学5年の時に起きた連続児童殺人事件に、母親が殺された原因があると確信した悟が、事件の謎を追っていくというサスペンスストーリー。原作は続きが気になる極上のサスペンスとして評価され、アニメ化、実写映画化に続き三度目となるが原作完結後初の映像化ということもあり、新たな解釈の試みに期待が高まります!
本日12月8日(金)、全世界配信に先駆け、主演の古川雄輝をはじめ、黒谷友香、優希美青、白洲迅、内川蓮生、柿原りんか、下山天 監督ら豪華キャスト・スタッフらが一堂に会し、プレミア試写会イベントが実施されました!
本作の見どころのほか、舞台となった北海道ロケの撮影秘話などを披露。そして、会場に来ることが叶わなかった出演者の戸次重幸の粋な計らいで、今月11日に古川雄輝、同18日に黒谷友香が誕生日を迎えるということで、サプライズのビデオメッセージとバースデーケーキが登場!会場中で盛大に祝福しました!
「僕だけがいない街」プレミア試写会&舞台挨拶
【日時】12月8日(金) 18:30~
【場所】ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場
【登壇者】古川雄輝、黒谷友香、優希美青、白洲迅、内川蓮生、柿原りんか、下山天監督
会場には、国内はもちろん中国でも絶大な人気を誇り、若年層の女性から圧倒的支持を集める主演の古川雄輝をはじめとした豪華キャストを一目見ようと、約240人ものファンが詰めかけた。中には「雄輝」と書いたスケッチブックを持った女性ファンも見受けられる人気ぶり。ゲストたちが会場脇に登場すると「キャー!!」と黄色い歓声が上がり、MCの呼びかけで、古川が客席の近くを通って登壇するやいなや、会場の盛り上がりは一気に最高潮に!その後、黒谷友香、優希美青、白洲迅、内川蓮生、柿原りんか、最後に下山天監督が続き、豪華ゲストが集結した。会場が熱狂に包まれたせいか照明のブレーカーが落ちるアクシデントが発生するも、盛り上がりはそのままに、イベントがスタートした。
イベントではまず、古川が「第1話を見たら止まらないと思います!映像化は3回目だけど自信をもって観て頂ける作品になったと思います」とアピール。また、白洲の「まず断っておかなければならないことがあるんですが、これからご覧いただく1話、僕出てないです!」と言う抜群のつかみに、会場にはのっけから笑いが。そして子役ふたりの順番になり、まず内川が「本日はお寒い中ご来場頂きありがとうございます。」と挨拶し、柿原も「この度はご来場頂き、ありがとうございます。」と、大人顔負けに心遣いの挨拶をすると、会場は和やかなムードに包まれた。
【リバイバル】という時間をさかのぼる現象で18年前に戻り、母を殺した犯人を突き止めるために奔走する主人公・藤沼悟を演じた古川が、自分と悟との共通点について「追い込まれる役をあんまりやったことがないので新鮮だった。走る・汗をかくというのが多かった」と撮影を振り返り、「難しかったのはリバイバルのシーン。リバイバルした瞬間は、時間がさかのぼるので周りは同じ芝居を繰り返すんですが、僕だけが違うお芝居をする。どのタイミングでリバイバルしたのか意識して演技しました」と、撮影を振り返った。また、「悟は漫画家を目指しつつピザ屋でアルバイトをする普通の青年なんですが、目標を持っていてもなかなか上手くいかないというのは、たくさんの人に共感してもらえると思う。子供に戻るシーンがあるので、皆さんも戻った気分で楽しんでいただければと思います」と見どころを語った。悟を女手一つで育て上げた母・佐知子役の黒谷は「私は大人と子供の両方の悟と接するんですが、苫小牧での子供時代の悟とのシーンが最初だったので、そこから徐々に母親の気持ちや、映画の雰囲気を肌で感じて、それから大人の悟と出会ったので、助かりました(笑)。 29歳の子の母親役は初だったんですが、苫小牧の延長線上だったので、きちんと悟と出会えました」と語り、自然に演技に取り組めた様子。続けて優希は「私の演じた愛梨は素直で、思ったことを口走ってしまうんですが、そういうところは似ているので苦労はなかったですね。でも、愛梨は自分が信じてほしいから信じるという性格で、そこは私と違って大人の考え方でかっこいいなと感じました」と語り、原作の大ファンだと語る白洲は「賢也はスポーツ万能、頭脳明晰、空気も読める完璧キャラですが、今回僕は人間臭さを意識して、皆さんに身近に感じてもらえるように演じた。みんなが盛り上がっているところで一歩引いて見ているところが似ています(笑)」と語った。悟の小学生時代を演じた内川は演じるにあたって意識した点について「【リバイバル】した悟なので、中身は29歳。心の中で思っていることを口に出したり、表情で表現することを工夫しました。」、悟の小学生時代の同級生:雛月加代を演じた柿原は「シーンやその時に感じた気持ちを表現することを意識しました。」と、またも子供らしからぬコメントをし、来場した観客は感心しきりの様子。
また、アニメ化、実写映画化に続き、本作が三度目にして原作完結後初の映像化となった本作について、下山監督は「三度目の映像化ということで世界中に僕街ファンがいて、ファンを裏切らないことを一番に意識しました。原作に忠実に、空気感も裏切らないように」と意識した点を語った。また、原作で描かれた場所は全て実際に行ったという監督は、「苫小牧で撮れないなら降りるとプロデューサーに詰め寄りました(笑)」と熱い思いを語りつつ、「漫画とほぼ同じ2,3月の北海道でマイナス15度の極寒の北海道で、子供たちと黒谷さんと撮影しました。しっかりした3人に支えられ、しっかりしていない監督も助けられ、東京に帰ってからも助けられました(笑)」と、スタッフらと一丸となって臨んだ撮影を振り返った。加えて、本作の映像について「【リバイバル】のシーンを仕上げるために注力しました。4Kの映像と5.1chのサウンドという、向こう10年観ることができるようなクオリティで、今日は今できる最高スペックで上映します。日本映画もなかなかこの状態で観れない。世界でも少ない貴重な経験です。家に帰ったらこれを12話分で12倍楽しめます!楽しみにしてください」と太鼓判を押し、日本最速の上映を控えた会場のファンたちは、待ちきれないといった様子に!
続けて、作品にちなんで撮影時や自身の過去で【リバイバル】で過去に戻りやり直したいことはと聞かれ、白洲は「どうせなら幼稚園児へ戻りたいです。精神や頭の中はそのままなので、知識をひけらかしたい。あまりひけらかすと天才学校に入れられるので、適度に」と語ると、会場は笑いに包まれた。古川も続けて、「僕もちやほやされたい(笑)。小5に戻りたいです。帰国子女なので、日本で小学生をやりたい。そのあと日本で暮らすので、ちやほやされるでしょうね。僕らの共通点はちやほやされたいってことですね」と話すと、会場にはさらに大きな笑いが起こった。
そして、本作で悟の小学校時代の担任・八代学役を演じるも、本日来場することが叶わなかった戸次重幸が、なんとサプライズのメッセージビデオで登場!「撮影後に燃え尽き症候群にかかった」と本作の思い入れの強さを熱く語るも、作品を観れば分かるという、謎のヒゲをペンで顔に書いたコミカルな姿で「伸びなかったので書きました!」というと、会場は爆笑の渦に包まれた。【リバイバル】したい過去についても、「全力を尽くしたので撮影には【リバイバル】したくない!特にラストシーンです!あれは二度とやりたくないね!」と強く語り、終始 戸次節を披露。
メッセージビデオの最後には、戸次の掛け声とともに、会場には「ハッピー・バースデー・トゥー・ユー」が流れ、黒谷が今月11日、古川が18日に誕生日を迎えるという事で、更なるサプライズとして、戸次からのバースデーケーキのプレゼントが!ケーキの上には、作中で小学生時代の悟と、同級生の雛月が一緒に眺めた大自然の中のクリスマスツリーを模したプレートが乗る作品ならでは印象的なデザイン。とても驚いた様子の古川は「いやすごいですね!イチゴがいっぱい!みんなにはあげないよ(笑)」と、ケーキのクオリティの高さに、独り占めしたい様子。黒谷も続けて「息子と一緒にお祝いして頂けるなんて嬉しいです。」と語り、会場は割れんばかりの拍手に包まれた。ケーキを食べた古川と黒谷は「おいしい!」と絶賛。フォークが止まらない二人に、MCも思わずつっこみ、会場には再び笑いが。
最後に、主演の古川が「190カ国以上で配信ということで、世界中の方々に楽しんでいただきたいです。本日は本当にありがとうございました」と改めて本作のみどころを語り、去り際にも一口ケーキを食べると、大盛況のままイベントは幕を閉じた。
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