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【レポート】劇団番町ボーイズ☆第10回本公演「舞台『クローズZERO』」

ちなみに映画版のいくつかのエピソードは省略されている。例えば芹沢多摩雄(堂本翔平)がバイクを乗り回しているところを警察に見つかるシーンや辰川時生(藤岡信昭)が発作で倒れるところは舞台版では描かれていない。また歌姫が歌うシーンも省略されている。しかし、映画のあの雰囲気にプラスして舞台版としての表現、セットは立体的に作られており、場所や時間を重層的に、立体的にみせる。そして生ならではの出演者の熱量と懸命さで、高校生たちの熱い一瞬の煌めきをスパークさせる。
またコメディシーンもあり、特に合コンのシーン、合コン相手の女性も全て男性が演じており(ごつい!)、そこはもう可笑しさ満載、3人の女性たち、滝谷源治を見るや否や「イケメン!」と大喜びするが、お下劣な発言や行動で最後には「最低!」と言って立ち去る。映画でも描かれているが、雰囲気は全く異なり、ここは舞台ならでは、客席から笑い声が起こった。

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2.5news(編集部)

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