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【レポート】舞台「義風堂々!!」

舞台「義風堂々!!」

この作品は「花の慶次 -雲のかなたに-」の魂を受け継ぐ作品として、2008年より連載を開始。
「義風堂々!! 直江兼続 -前田慶次 月語り-」、 「義風堂々!! 直江兼続 -前田慶次 酒語り-」(原作:原哲夫・堀江信彦、漫画:武村勇治)と続き、現在、シリーズ最終章となる「義風堂々!! 直江兼続 -前田慶次 花語り-」(原作:原哲夫・堀江信彦、作画:出口真人)が『月刊コミックゼノン』にて連載中。
「花の慶次」にて、原哲夫が描き切れていなかったと語る、前田慶次の莫逆の友・直江兼続の物語である。
舞台セットは至ってシンプル。和太鼓、ホラ貝で開幕、いかにも戦国時代っぽい始まり方だ。モノローグで解説が入るが、このクールな口調が観客に作品世界を期待させる。合戦のシーン、戦国時代というのは戦いに明け暮れた時代であるが、本能寺の変、そして豊臣秀吉(窪寺 昭)が天下人となるのは日本史でよく知られていること。そんな時代に生きた男達が“漢”を貫き通す。物語の中心は直江兼続(猪野広樹)と前田慶次(鍵本輝)、2人は遊郭で出会い、『莫逆の友』となる。切れ者の直江兼続と傾奇者の前田慶次、意気投合する。感性が、心が響き合うのだろうか、そんな印象を観客に抱かせる。徳川家康に直江兼続の出生にまつわる秘密を悟られてしまい、忍び・下坂左玄(小野健斗)や名軍師・島左近(古川毅)は2名の心意気に打たれて、行動する。

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2.5news(編集部)

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