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【レポート】「手塚治虫 生誕90周年記念 MANGA Performance W3(ワンダースリー)」

なお、11月3日は「マンガの日」で原作者の手塚治虫の誕生日、1928年11月3日、豊中市で生まれた。もし、原作者が存命でこの舞台を観たらなんと言うだろうか、そんなことにも思いを馳せたくなるような舞台であった。
この日は特別上映があり、なんとTVアニメの「W3」の第1話(「宇宙からの三匹」演出:手塚治虫)、全52話あり、実はアニメ版と原作は異なっている。その上映が終わり、ニッポン放送の吉田尚記アナウンサーMC、演出のウォーリー木下と先程まで舞台でレベルの高いパフォーマンスをしていた西島数博。
まずはアニメの感想から入り、吉田曰く「ファンキー!インパクトありすぎ!」木下は「決まった後にアニメ観ましたが、50話以上ある!アニメは原作と違うんですよね」とコメント、吉田は「およそ27分で宇宙からやって来て……もの凄い!超展開!」と語るが、とにかくスピード感のあるストーリー展開。木下は「アニメを気にせずにエッセンスをピックアップしました」と語るが、余裕があれば原作も読んでみると面白いかもしれない。木下は「スチュエーションだけお借りして」とコメント、西島も「勉強させて頂いてます」と語り「今日はマンガの日なんですよね。不思議なファンタジーで……」とコメントすれば吉田は「お兄さん(星光一)が漫画家……でも実際は世界の平和を守る秘密諜報機関「フェニックス」のメンバーF7号……」と言い木下は「兄と弟をmixしたような漫画家を主人公にしようと……」とコメント。しかもこの舞台ではベレー帽を被っているのでわかりやすい!さらに木下は「マンガの話なのか外の世界の話なのかは曖昧にするんですけど、それが最終的にはMANGA Performance」と語る。それに対して西島は「日々、とまどいの〜(笑)知らないことを知る、興味津々!“こういうのやっていいんだ”みたいなのがある!」と笑顔で語るが、出演者は皆、本当に楽しそうな様子なのが印象的だ。稽古はほとんど口立てみたいな状態だったようで西島は「台詞がないだけにやってみないとわからないので」と語る。そんな舞台なので日々、変化して面白さがある。また西島は自宅でも時々思い出してキッチンでお玉を動かしたりするそう。普段使わない使い方をする、西島曰く「宿題なんですよ」と笑う。舞台はこういった日々の工夫の賜物、ということなのだろう。木下は「頭で考えない、直感的に面白い、目の前にあることを受け止めてくれたら」と言い「無限大に解釈出来る」と語る。アニメも今、観ても色あせないどころか斬新さがいっぱいな作品。これがさらなる斬新な舞台になっている、という訳である。吉田は「7月からめちゃくちゃ変わりましたね〜」と言いそれに対して木下は「大事なところは変えていないけど……変わっていい、この仕掛けはこうしたら面白い、とかで変えていきます」と言い西島は「アトラクションですね、何回でも観たくなる」とコメント。木下は「仕掛けが、ライブ感が面白い」とコメント。西島も「ノンジャンルの、今迄にはない、日本初めてのパフォーマンス!日々、変わっていくはずなので……宜しくお願いします!僕は46歳なんですが少年の役を!10歳に……なろうと!」と元気よく。木下は「完全参加型に変えても面白いね、たくさんの人がワイワイ意見言ってくれる方が……出演者もバラエティに溢れていますので……宜しくお願いします!」と締めくくった。

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2.5news(編集部)

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