【レポート】舞台『逆転検事 逆転のテレポーテーション』

ストーリーは昨年と同様であるが、映像演出が“進化”、通路を使う演出も健在、ゲネプロらしくキャストがなんと！演出家をイジる場面があり、たぶん本番では観客の誰かがイジられる……はず。
田舎のダム建設反対運動を軸に人間関係が絡み合う。前回よりキャラクター同士の相関関係がわかりやすくなっており、再演ならではの“バージョンアップ”だ。笑いと涙、友情、そういったものがタペストリーのように織りなす。そこに持ち前の推理力で斬り込んでいく御剣怜侍、スカッとさせつつ、彼の持つハートフルな性根も見え隠れする。